第6話東京
日曜日君人とリリアは新幹線に乗るため静岡駅に向かった
静岡駅に着くとリリアは目を丸くしていた
「すごい人多い」
「逸れんなよとりあえず切符買ってくるからここで少し待っとけ」
俺は切符を買うため自動券売機に向かった東京まで1人約6000円決して安いわけではないが鈍行で東京まで行くと時間がかかるのでしょうがない
切符を買ってリリアがいるところに向かうと何やら人がいた
「なんだ知佳か」
「なんだって何よこれからどっかいくの?」
「ちょっとな」
「ふーんデートかじゃあまたね」
「は?ちげーよ、じゃあな」
俺はリリアを連れて新幹線の改札に向かった
「いいかこの切符はなくすなよ!」
「わかったわよ」
俺が切符を改札機に入れ通り抜けるとリリアは俺の真似をして通り抜けていた
階段を上りホームに着くと休日の朝とあってかなり人が多かった
「こんな人多いのか座れるかなあ」
「私は別に座れなくてもいいわよ」
「もうすぐで来るぞ」
アナウンスがありホームに新幹線が入ってきた
「な、なんだこれ!?」
「まあとりあえず乗るぞ」
自由席はそれなりに埋まっていたが運良く山側の2人席が空いていたのでそこに座った新幹線が発車するとリリアはかなり驚いていた
「なんかすごい圧迫感があるような」
「まあそれなりにスピード出るからね」
「どれくらい?えーっと最速は東海道新幹線は確か時速285キロだったかな320キロ出してるところもあるぞ」
「時速300!?」
「あ時速ってわかるか?」
「わかるわよそれぐらいなら向こうでも使ってたし」
「そうか」
静岡駅を出てからそんなにたたないうちに富士山が見えてきた
リリアはさっきから車窓に夢中で時々俺に質問をしてきた
1時間ちょっとで品川に到着した
新幹線の中リリアがいろいろ聞いてきてなんか子供みたいだなあとか思った
品川で山手線に乗り換え最寄りの浜松町で降り駅の外に出ると遠くにタワーが見えた
そこから約15分歩くと目的地の東京タワーに着いた
「高いなあ」
「高いわね」
「10年ぶりだよここここ来てみてなんか思い出した?」
「何にもでもここはなんか見覚えがある」
「前来たときはなんか不思議なもの持ってドレスきた女の子に会ったんだよね」
「不思議なものって?」
「よく覚えてないけどなんか歯車みたいなのが沢山ついてたのは覚えてる」
「なんか不思議だね」
「とりあえず上登ってみるかせっかく来たんだし」
◆
歯車が沢山ついたやつって私もなんかみたことあるような気がする...?
まあいいか今は分からなくても思い出すか
異世界行こうと思ったら異世界から美少女を召喚してしまった hiro @hiro__06
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