第4話逃げたい...

朝のHRが終わるとまあ当然であるクラスメイトからのいろいろな....


「おい行橋!!どういうことだ!説明しろ!」


まあ当然こうなる

前の席に座ってる河崎は


「おまえやっぱりか...仲間だと思ってたんだけどなぁ」


隣の席の知佳でさえ


「でどこで知り合ったの?」


とかとかいう始末であるもう逃げたい...


「だから俺はこんなやつと付き合ってないし」

「嘘いうなー」

「嘘だろー」

「リリアもなにか言えよ」

「....私はこんなやつのこと大っ嫌いですよいきなり連れてこられ.....」


最後の方はなに言ってるのかよく聞こえなかった

でまあそんなこんなで一日が始まる

高校1年の2月の半ばというのはテストが近く当然進むスピードも早くなりがちでついていくのが結構大変だったりするそんななか日本語が読めない書けないというリリアの世話もしなくてはいけなくなり...


「疲れた....」

「おいおい君人大丈夫か」

「もう無理....」

「まだ2時間あるぞー生きろー」


こんな始末である今日からこんな日々が続くのかと思うと死にそうである


昼休みリリアはいなかったまあクラスの女子たちに連れられ学食にでも行ったのだろう昼飯を終えると知佳が話しかけてきた


「ねーあの子リリアちゃん知り合い?」

「まあそんなとこかな」

「あんな金髪美少女の知り合いなんているんだね」

「まあいろいろな」

「日本語読めないし書けないみたいだけど」

「外国からきたばっかなんだよ」

「なるほどー」


午後も午前と同じ感じで進み学校は終わった。

俺は部活がある河崎と別れ家に帰っていたテレビをつけるとちょうど夕方のニュースが始まっていた。

ゆっくりくつろいでるとリリアが帰ってきた


「おかえり」

「私この建物みたことある...」

「えっどれ」

「この赤いやつ」


俺はテレビを見るとちょうど東京にある東京タワーがCMで映っていた


「えっ東京タワーをみたことがある!?!?」

「東京タワーっていうのねそれは」

「えっちょっと待てよえっじゃあリリアはこっちにきたことがある??」

「私まだ小さいころ一回夢なのかわからない体験をしたことがあってよく覚えてないのだけどそのときに出てきたのが」


リリアがこっちにきたことがあるのだとしたら帰還方法は絶対にあるはずだでもそのときは偶然によるものだとしたらほぼ故意的にやった今回の件は.....


「東京タワーとやらに今から連れてってもらってもいいかしら」

「....えーっとですね今からは無理です」

「なんで!?」

「単純に距離が....」


そう行橋たちが住む静岡県静岡市というのは東京タワーまで新幹線を使ったとしても2時間ぐらいかかってしまうのだまず静岡駅に行くのにも時間が...

明日の学校に間に合わなくなってしまう


「じゃあ休みの時に」

「わかったよ」


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