第3話新生活


「夢なわけないか...」


今日は2月12日水曜日だ今日も学校だ俺はいつも通りにインスタントの味噌汁と炊いた白ごはんを食べて昨日の出来事を振り返っていた


「これまじで現実なのかよ...」


(まあ夢でした〜とかになったら話が成立しないのでそれはまじで勘弁してほしいが)学校は歩いて10分のところにある私立高校だ遅刻しそうになったら自転車飛ばせばいいので朝はわりとマイペースだ

(自転車を飛ばすのはまじで危ないから良い子はマネしないでね!)

俺が朝食を食べ終わり制服を着替え終わり余裕を持って家を出ようとしたところでリリアが起きてきた


「おはようどこ行くの?」

「学校だよ」

「学校ね私も行ってたわ」

「おまえは家で待ってろ多分夕方には帰ってくるから」

「は?こんな汚いところでなんで1人でいなきゃいけないのよ」

「汚くて悪かったな!とりあえずおまえ外に出るとまじでめんどくさいから家にいろ」

「まあしょうがないわね」

「朝食と昼飯は朝食は用意してあるからそれをあとは昼は適当によろしく」

「適当ってなによ!」


俺はその言葉を聞かないことにして家を出た。

思わぬところで時間を食ってしまったがまだ全然間に合う時間だいつも通りに歩いて学校に向かっていた


「よお!君人!」

「おまえは朝から元気だな」


こいつは俺のクラスメイトの河崎浩人だ数少ない趣味が合うやつの1人だ


「君人は元気ないな振られたか?」

「なんでそうゆう発想になるんだよまず好きなやついねーし」

「まあそうだよなおまえ社交性ゼロだもんな」

「朝からおまえに会ったの間違いだったよ...」

「まあそうゆうなって」


学校に着いた俺たちの教室は3階だ


「階段登るのめんどくせー」

「まあいつもだろだるいのは同意するけど」


教室に入ると俺の机がある窓側の一番後ろの席に着いた


「君人おはよう元気ないねどうした?」


こいつは東浜知佳まあ幼なじみだ


「まあいろいろと」

「まさかまた夜更かし!?」

「ちげーよまあいろいろあったんだよ」

「ふーんいろいろね」


そんなこんなで話してると朝のHRが始まった


「早く席についてー」


担任は川島奈々30歳独身担当教科は数学生徒からの人気は高いがリア充をあきらかに敵視していて下手すると殺される...


今日の朝は別に何にもなく平和にHR が終わり1時間目の授業が始まった


順調に午前中が終わり昼休みになった。俺は普段お弁当を作らないので購買に行ってお弁当か適当なパンやらを買って教室に戻って食べている今日も俺は購買でパンと飲み物を買い教室に戻り外を見ながら食べていた


「なあ君人」

「なんだよ」

「なんかあのグラウンドの向こうの道見える?」

「ああまあ見えるけど」

「あのグラウンドの真ん中の方にさなんか目立つような赤いドレス着た人いない?」

「ん?どれだ?」

「あっ....」


俺は言葉が出てこなかったリリアがそこにいたのだ


「今時ドレス着た人なんているんだね」

「そ、そうだな」


俺はなにかの間違いだろと思い昼飯を片付けたそれと同じタイミングで呼び出しがかかった


『1年4組の行橋君人さん至急生徒相談室へ来てください』


「君人?おまえなにかやったのか?」

「いやまじでこころあたりないよ」


俺は疑問を持ちながら1階にある生徒相談室へ向かった

ノックして入ると俺は言葉を失った


「な、なんでおまえがここに」


なんとそこにはリリアがいたのだ


「で行橋君はこの金髪でドレス着てる美少女とはどうゆう関係なんだい?」


リリアだけではなく担任もいたみたいだ(まじで気づかなかった)


「えっとですね知り合いですはい」

「違うでしょ!召喚しておいて!!」

「召喚?どうゆうことかな〜」


事実を言っても信用してもらえるとは思わなかったが昨日の出来事を説明した


「なるほどこの金髪美少女は異世界からきたのか...」

「えっ信じてくれるんですか!?」

「完全に信用したわけではないけどこの子文字読めないし日本語書けないしね」

「ああなるほど〜」

「で、事情聞いたけどあなた昼飯は適当にとかいって家出てきたあげくなんも用意してないってなに!?」

「えーっとまあなにかあったと思ったんですけど」

「文字読めないんだからなにかわからないでしょ!」

「ああそういえばそうですね」

「でどうするの?この子」

「とりあえず帰還方法知らないので判明するまで家にいてもらおうかと」

「とりあえず?一つ屋根の下で美少女と暮らす!?」

「えっまあそうゆうことになりますね」

「許せるはずないでしょ?若い男女が一つ屋根の下なんて」


あっこの人こうゆうことになると激怒するの忘れてた


「まあ帰還方法判明するまでの間だけですよ?」

「それでも許せると思った?」

「お、思ってないです」

「素直でよろしいまあ話を戻すがこの子が本当に異世界からきたのなら戸籍がないってことになるんだそうするとまともな会社にはつけないしほかにもいろいろと制限があるんだそうするとまあ1人で暮らせというのは酷だよなぁ」

「そうですね」

「まあしょうがないこの子は君に任せるよ文字とかは読めないと困るだろうから教えてやれ」

「まあそうするつもりでしたけど」

「であとは学校だなさっき聞いたが16歳で同い年らしいな」

「学校は無理なんじゃないですか?住民票ないし」

「私人の心操れる魔法使えるからそこはなんとかなると思うわ」

「「......」」


俺たち2人は絶句した


「えっととりあえず今日は早退でいいから住民票とか戸籍とかどうにかしてきなさい...」


まあそこからはいろいろあり(思い出したくもない....)

無事住民票をゲットし学校への編入の手続きがまあ簡単に終わった

学費とかはどうなるんだろ....怖いから聞かないようにしとこ...


この2日間は本当に疲れた...俺は家に帰るなり寝てしまい気づいたら朝だった


「ああそうか今日も学校か...」


俺は朝飯食べよう思ったらリリアが制服きて出てきた

制服姿のリリアはまあ可愛すぎて...


朝飯を食べ登校することにした

俺はリリアを隣に歩かせ学校に登校していた途中まじで生徒の視線が....


リリアを職員室の先生に預け俺は教室に着いた

俺は自分の机に着くと早速前の席の河崎に声をかけられた


「おまえ今日金髪美少女と一緒に登校してたらしいじゃん!誰だ?彼女か?」

「ちげーよ知り合いだ」

「本当か?怪しいな」

「おい東浜も聞いたよな君人が金髪美少女連れてたって話」

「聞いたわよ誰?」

「だから知り合いだ!」

「本当かな」


「早く席つけー」


朝のHRが始まった


「今日は編入してきた生徒を紹介しよう」


教室は騒がしくなった

で入ってきたリリアを見てさらに騒がしくなった


「ヒラス=リリアです」


「リリアさんは外国からこっちにきたばっかだから教えてやってくれ」


リリアはクラスでも案外やっていけそうだと思ったそのとき


「あっ言い忘れてたけどリリアさん行橋の彼女だから男子諸君諦めろ」


そういうと一斉にクラスメイトが好奇な目で見てくる


「あ!?ち、ちげーよ!!」


あの教師は〜!!!

俺はこれから始まる学校生活に不安を抱き始めた

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