(6話)グランゼドーラ城下町での出来事

闇桜

第6話(6話)グランゼドーラ城下町での出来事

今後はグランゼドーラ城下町の復興という課題を決めたキャロラ達。

そこに…新しい協力者が現れるが…その容姿は…


ローズ達が屋敷に居る者達の晩御飯を作ってる間キャロラはテラスで何かを考えてる。


「…ローズには…まだ…記憶思い出してもらわないでもらおう…かしら…」


そう独り言を呟いていた


「どうしてだ?」


後ろを向くとミトスが居た。


「…ミトス…私の独り言…聞いてたのね…」


少し驚いた後悲しい表情しつつ話す。


「…あぁ」

「ローズにはこの復興が終わってから…記憶を思い出してもらおうかしら…ってね…」

「今、思い出しても良くないか?」

「良くないのよ…」

「…?」

「あの子には…まだ…早いの…」

「…」

「ローズは…レオの妹…。そして…私はあの子達の第2の母親…。本当の母親が…あんなことしたなんて言ったらローズが傷つく…」

「…そうか」

「…」

「…」


するとテラスのドアを開けローズが来る。


「主様、ミトスさん、用意出来ました。お寒いのでお身体が冷える前に…」

「…ああ…」

「分かったわ」


2人はテラスを後にする。


「楽しみだね~ルナっ」

「えぇ…そうね…」


ルナとフェアリーは席に座り待っている。


「レオさん、どうして座らないのですか?」

「主様が座ってから俺達…仕える者が座るのが決まりだからな…」

「そうなのですね🎶」

パチェはレオと話せて嬉しいのか喜んでいる。


ローズ達は戻ってくる。

「皆様お待たせ致しました」(華麗な会釈をする)

「待たせたわね」

「…待たせたな…」

「キャロラさんもミトスもローズさん座ろっ」

「えぇ…」

「あぁ」


2人は座り最後に仕える者が座っていく。


「いただきます」


全員、そう言い食べていく。その頃…屋敷の近くに人影が居た。


「…これから…どうするの…?」

「そうね…殺そうかしら?」

「え…え…?そ…そんな事しちゃダメだよ…」

「冗談よ…ここの人達に魔導書の部屋があるか聞くのよ。まあ、知らない奴を入れるわけがないと思うけどね」

「そ…そうだね…どうだろう…」

「とりあえず、朝から行くわよ。今夜は遅いわ」

「う…うん…分かった…」

その頃 ローズ達は晩御飯を済ませようもしている。


そして食べ終わり仕えてる者以外は各自の部屋へ向かう。


「レオ様、片付けた後はどうするんでしょうか?」

「…そうだな…見回りをして就寝だな」

「分かりました」

「ローズは片付けしたら自分の部屋へ戻るんだ」

「…どうしてですか?」

「明日は忙しいだろうからな」

「…分かりました…」


そして食器を片付け終わりローズは寝室へ戻る。

「リーフは外を見回ってくれ」

「分かりました。」

「じゃあ、おやすみな」

「おやすみなさいレオ様」


レオとリーフはそれぞれの仕事を済ませる。


「今日も相変わらず外が静かね…ん?」


2人の人影が木の近くで寝ていた。


「あの、こんな所で寝てると風邪引きますよ?」


声をかけてみる


「…」

「…」


だけど、反応無かった。


「…起きないわね…」


(リーフは2人をそっと軽々と持ち上げる)


「…意外と軽いわね…」

「とりあえず…部屋へ運びましょう…」


(リーフは2人を部屋へ運んでいく)


その頃、レオは


「あー…本当に…どうなるかと心配した…」


(見回りを終え部屋でゆっくりしている)


「ローズは何をしたかった…?」


(そんな疑問を持ったまま寝る)


「私も眠いので寝ますかね」


(2人を運び終わり眠りに落ちる)

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(6話)グランゼドーラ城下町での出来事 闇桜 @yamirose0705

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