感想文100本ノック35.VR警察特務課、チートなあなたを逮捕します/稚智

タイトル VR警察特務課、チートなあなたを逮捕します(連載中・7万3千)

作者 稚智

https://kakuyomu.jp/works/1177354054894375956

暴力表現アリ

あらすじ

剣と魔法の世界を冒険できるVRMMO「ドラゴンナイトオンライン」において、サンとルナはVR警察特務課として活動している。PK、対人戦を主な活動として初心者狩りをしている悪質なプレイヤーを世界観に反する鉄パイプや拳銃をもって成敗する。毒をもって毒を制する。

感想

VR警察という発想が面白い。

2020年現在、未だ脳波を読み取るゲーム機というものは普及していない。調べたところ2009年10月にはベンチャー企業が、脳波を読み取るゲームハードと共にソフトを発売しているが、脳波を読み取るハードが10年経っても主流になっていないという事はつまりそういうことなのだろう。今後、脳波を読み取るハードが開発されるようになったとしても、ヘッドセットに大量の電流を流すことが出来る、等の機能がなければ使用者側に被害を与えることは難しいなと考える。

設定では、電磁波~となっているが、一般的に頭につけられるサイズのもので殺せるほどの電磁波を出すことができるのだろうか? と疑問に思う。

漏電により、感電死などの方が現実的でわかりやすい設定なのかもしれない。(実際コンセントにフォークを挿したりして火傷する等の事例があるため)


キャラクターについて。サンとルナ。太陽と月という対比はとても覚えやすい。

加えて、高校の特待生制度の一環として、VR世界の平和を守るという設定も面白い。ゲームに明るい高校生が求められていたのだろうか。金持ち学校が学校運営の為にゲーム会社とつながっているというのも面白い話である。

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