感想文100本ノック13.『真理の宇宙~System of Universe~』/天土 滉一
タイトル 真理の宇宙~System of Universe~(連載中・9万4千字)
作者 天土 滉一
URL https://kakuyomu.jp/works/1177354054889734414
ジャンル 現代ファンタジー
注意 残酷描写あり、暴力描写あり
座右の銘 「人生とはどんなものかと問い答え、行動し、決断するものと見つけたり」
今回は、1章、3-2までの感想とさせていただきます。
前情報
天土 滉一先生は、YOUTUBEでは、モンハンやFFのゲームの動画をあげられているようです。また、FGOも楽しまれており、食事やお酒を楽しんでいる成人男性だと推測できます。
あらすじ
暖冬の12月初旬、「私」天元真理は女学生、辰巳灰里が廃工場で営む便利屋の事務所へ出勤した。辰巳灰里、天元真理、聖条基也の3人が営む便利屋。「世間には公に出来ない厄介事、問題事を解決すること」が主な仕事内容であり、その対象は、「怪異、怪物、異常者」である。違法建築とも呼べる鉄骨むき出しの住居は、魔術の儀式の為にあるという。
聖条基也を誘拐したという1本の電話から事件は始まった。真理に恨みがあるという犯人は一体、人なのか、それともなんなのか。その目的は? 能力系バトルファンタジー。
感想
小難しい文章の羅列の中で、軽口をたたく登場人物たちが動き回る。というのが第一の感想である。地の文の、難解さ、ハードボイルド小説と相反するように、主人公「私」達の会話は、キャッチ―でどこかノリが軽い。そのギャップが、本作の魅力なのかもしれない。
嫉妬、ヤンデレ。冒頭で出てくる女子二人組の朗らかな会話から一変。物語は、昼ドラのようにドロドロした恋愛物語へと転換する。
灰里に対しては一切の負の感情を抱いていない真理が、誘拐犯に対して強く嫉妬心を燃やしている。知己であるという犯人を知らない理由とはなんなのか。
視点が話ごとに変わるが、登場人物が少ないことと、描写がきちんとされているので混乱は少ない。漫画のように、その時中心となって動く人物にスポットが当たっているといった感じである。
「空虚き」とは一体何なのか。読み進めれば明かされていくのであろう。続きが気になる作品であった。
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