感想文100ノック2.異世界裏稼業 ウルチシェンス・ドミヌス(1)「桃色の髪の少女」 作者 烏川 ハル
感想文100本ノック。
本来は、一作目から順に紹介すべきですが、うっかり2作目から読んでしまったので先に投稿させていただきます。ご了承ください
2作目は鳥川ハルさんの作品を読ませていただきました。
シリーズ物の第1巻です。
タイトル 【異世界裏稼業 ウルチシェンス・ドミヌス(1)「桃色の髪の少女」】
作者 烏川 ハル
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889298697
全20話
あらすじ
かつて四魔王に支配された四大陸は四人の異世界勇者により平穏をもたらされた。しかし、人は、神を裏切り争いを続けた事で「魔法」を取り上げられ、そして多くの国に分かれた。
かつて火の魔王が蹂躙した北大陸南部には、地方都市サウザが存在する。
王都守護騎士団から左遷された毛の薄いおじさん、ピペタ・ピペトは、サウザの都市警備騎士団小隊長を務めている。4人1チームのチーム長で、3人の部下がいる。金髪美女のラヴィ。他、2人はピペトよりも若い男性だ。
非番のある日、ピペタピペトは、左遷理由であり、かつて仲間の女占い師ゲルエイ、ドゥと本屋で偶然の再開を果たす。
ピペタ・ピペト、占い師ゲルエイ、その恋人、異世界高校生京 ケンの4人は
王都で「復讐屋」を行なっていた。
しかし、作戦中のゲルエイの恋人の死により解散を余儀なくされてたのである。
本屋を後にしたピペタピペトは、路地裏で襲われている1人の桃色の髪の少女を助け、物語の幕があける。
以上が、1話目のあらすじとなっている。20話構成で、12人の登場人物が出てくる。見落としがなければだが。
魅力
今作の魅力は、主人公がおじさんであろう。おじさん主人公というのは、近年アニメ化ラノベ作品でもちょこちょこみられるものである。
だが、異世界転生ものではなく、異世界に足に地をついて生きるおじさんが、仕事を投げ打ってまで自分のポリシーに従い行動する姿はアメリカンアクション映画を見ているようで爽快である。
私はあまり推理物や、アクション小説は読まない。その為結末には少々驚かされた。
話の作り方が手慣れており、話数の切り方、展開が淀みない。
100本ノック一作目からレベルの高い小説だと感じた。キャラがきちんと物語内で生きている。
ちなみに私の1番のお気に入りキャラは、占い師ゲルエイである。作品内では少々チートとすら感じられる彼女であるが、今後の活躍を期待したい。
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