新・登場人物 & ちょっとした日常回
今回は登場人物が増えたので新しく書きました。と言っても2人だけですが。はは。
下の方にに少し日常回 があります! 良ければどーぞ。
例のごとく(?)、イチャついてんじゃねーよ案件です( ´∀` )
あっそれと! 1番大事なことを忘れてました。この特別回、ネタバレ含んでます。
――――――――――――――――
・
書き加えるならば、1つだけ、彼女募集中の5文字だ。あぁ、甘酸っぱい青春送りたい。
・
・中村
んでもって、俺のことを“兄さん”呼ばわりする。嬉しいけどさ、妹ができて。どっちかというと、彼女が欲しい。
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「お兄さん、認知してくれないの?! あんなに
『ガチャッ!!』
「それマジでやめろっつってんだろ!!!!」
「あはは、めんごめんご」
桃花ちゃんが俺の家に来た。例のごとく、玄関のドアの前で叫ぶ彼女を止めることはできなかった。
いや、マジで人んちの前であられもないこと叫ぶのやめてほしい。
「なら、最初のインターホンの音ですぐ出てよ?」
「トイレ入ってたんだよ」
「わーやらし」
「どこがっ?!」
俺は玄関で口論をする。
ねぇ、ご近所さんから最近変な見られるのはお前のせいなんだよ? わかる?
「はぁ、もういい。....で何しに来たの?」
「料理をしにね」
「お、おう。なんか最近よく作ってくれるな」
「はは、お兄さん不摂生なんだもん。....感謝してよね?」
素直に感謝できないのは、さっきのアレが原因な。自重しよ?
「ま、いいや。入って」
「おっじゃまっしまーす」
「お邪魔します」
「「っ?!」」
うっわ、びっくりしたぁ。誰かと思えば、我が妹の千沙じゃないか。血は繋がってないけど。
「驚かすなよぉ」
「千沙さんか、びっくりしたよ」
「........驚かすつもりはなかったんですが、玄関がちょうど開いていたので」
全然気配なかったな。
「で? 何しに来たん?」
「っ?! 兄さんが! 私とゲームする約束したんじゃないですか!!」
「お、おう?」
なんか俺、地雷踏んだっぽい。たしかにそんな約束してたな。でも具体的な日付とか聞いてないよ。
「え~、お兄さん、私と料理するんじゃないの~」
「なっ?! 兄さん、本当ですか?!」
え、いつの間に俺とすることになったの? 一回もしたことないじゃん。いつもみたいに作ってよぉ。
というか、二人とも俺のこと呼ぶとき「お兄さん」か「兄さん」で “お” があるか無いかの違いだよね。まぁ、区別つくしいいけどさ。
「あらやだ。見て奥さん。アレ修羅場よぉ」
「やーねー。若いうちからあんな二股かけるなんて」
「しかも、片方の子は認知してあげないだとか。どっちをとるのかしらねぇ」
「ひゃあ。やだやだ。まだうちの旦那のほうがマシよ」
ご近所さんが噂している。たぶん俺のことなんだろうな。
おい、桃花。これがお前のしてきた結果だぞ。近所から“ヤリ捨て野郎のヤリ
「?」
「兄さん可哀想........」
「だろ。ってことで、じゃーな、桃花。俺は千沙と遊ぶから」
「えっ?!」
「やったぁ!........です」
「達者でな」
『バタンッ』
「えぇ、そんなぁ。......アンコールってことだね!! お兄さんの馬鹿ぁ!! お腹にいる子共どーするの!! 私だけで育―――」
『ガチャッ!!』
「ささっと入れ、馬鹿野郎!!!」
今日も田舎は静かだが、一部うるさい。
........そんなところ、たぶん俺のとこだけである。
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