第257話
「おー、来たか! おはよう。」
じーちゃんは俺たちを待ち構えていた。
「おはようございます。」
ノエルはニッコリして挨拶した。
「じーちゃん、ちゃんと眠れた?」
「ああ、大丈夫だ。おまえはまた石田さんと遅くまで盛り上がってたんだろ?」
「…、まあね…。」
俺はじーちゃんを車椅子に乗せて外へ出た。
玄関にはタクシーがすでに待機していた。
石田さんが手配してくれていたのだった。
「天気もいいし良かった。楽しんできてね。」
石田さんはそういうと、じーちゃんがタクシーに乗るのを手伝ってくれた。
俺は車椅子をたたんでトランクに入れた。
そしてタクシーは発車した。
昨日ノエルが、じーちゃんを澄子さんが住んでいた家に連れて行きたい、と申し出てくれたので、今日はじーちゃんを連れてノエルの家に行くことになった。
「まさかこの年になって、澄ちゃんのお孫さんと澄ちゃんの住んでいた家にお邪魔することになるとはな。長生きしてみるもんだな。」
「…ほんとはおばあちゃんの存命中にお連れしたかったです…。」
ノエルはじーちゃんに申し訳無さそうに言った。
「今日ノエルちゃんが招待してくれたこと、ワシはほんとに嬉しい。ありがとうね。」
じーちゃんはほんとに嬉しそうだった。
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