第206話
「デートじゃなくてね、問題集買いに行くだけなの。」
「そんなの安藤が自分で見つけてくりゃいいのに! ノエル連れて行くことないだろ!」
「私もね、それくらいなら自分で買いに行くって行ったんだけど…、安藤先生、うちのママにもう許可もらったって言って、うちのママがノエルも勉強でストレス溜まってると思うから一日連れ出して下さいって言ってたらしいの。」
「あのヤロ!マジぶっ殺す!」
「…なんかすみません…。」
「いや、こっちこそごめん。ノエルに当たってもしょうがないのに。何時頃行くの?」
「朝10時に迎えに来るって。」
「…そっか…。」
乃海君はなんだか寂しそうだった。
土曜日…乃海君とデートだったらよかったのにな…。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます