第201話


宝探しをしてみたり、四葉のキーホルダーを作ったりしたのも、私の潜在意識が乃海君とつながろうとしていたのかもしれない。


全てはそう向かっていたとしか思えない。


乃海君も私と同じ夢を見ていて、私の事や名前までは知っていたのは、普通だったら驚くべきことだけど、私は正直驚かなかった。


乃海君は絶対に私の夢の健二さんだと確信していたから、きっと私の事がわかるはずだと思ってた。


実際乃海君が私に「由紀子だろ?」って言ってくれたときは、嬉しくて涙が止まらなかった。


私たちはきっと前世でも出会っていた。


そして来世の約束をしてこの現代に生まれたんだ!


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