第186話
翌日の放課後、俺は担任の教師から呼び出された。
生徒指導室に行くと母さんがいた。
俺は訳がわからず担任に言われるがまま席に着いた。
担任は俺をジロリと睨んで話し始めた。
「夕べ、水原さんとおっしゃる方から電話があった。岩崎、お前…わかってるよな?」
「はぁ?」
水原?
ノエルが俺の学校に電話をかけて来るわけないし、ヤツか!
安藤だ!
あのヤロー、ノエルの親を語って電話しやがったな!
「お母さん、水原さんは、乃海君が水原さんの家に忍び込んで、娘さんに乱暴しようとしたと…こうおっしゃっているのですが…。」
「うちの子が?そんな…!」
母さんは突然そんな事を言われ戸惑った。
「いえ、まだ水原さんから一方的にそう言われただけで、私もずっと乃海君の担任をしてきて息子さんの事を見てきましたから、まさかそんな事をするようなタイプでは無いと思っていますが…。どうなんだ?岩崎?」
担任は俺に向かって言った。
「俺がノエルを襲うわけねーだろ!家に行ったことは本当だけど、忍び込んでねーし!」
俺は怒りで爆発寸前だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます