第141話
全世界、あらゆるところに宝が隠されてあって、宝と言っても金銀財宝ではなく、このアプリを利用している人が小さな箱に見つけた人の名前などを書く小さなノートとほんの気持ち程度の何かを入れて、またそれを見つけた人はそれをもらってもよく、変わりに何か同じくらいの価値の物を入れて次の人に繋ぐ、という物だ。
その宝のありかはアプリの示す座標から探す。
私はそのアプリを見つけたとき、わくわくして心が躍った。
私はこの四つ葉のクローバーのキーホルダーを宝にしよう!そう決めた。
さっそくアプリで家からいける場所にある宝を探した。
私の住んでいる街にも宝はけっこうあった。最初に探す宝はお城の中の物に決めた。
近くのバス停からバスに乗ってお城へ向かった。
胸がワクワクしてくる!
私は手のひらに四葉のクローバーのキーホルダーをのせた。
窓から入ってくる光に反射してキラキラしている。
このクローバー、もらってくれる人がいるだろうか?
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