第122話
先生は色白で塩顔、背も高くて、モテそうなタイプだったが、正直私はそういう感じの人と一緒にいると緊張してしまうので、モテそうにない愛嬌のあるタイプがよかった。
先生の教え方は的確だけど、私はごく普通のレベルの人間が努力だけでやってきたので、根っから頭がいい天才タイプの先生には私がわからない理由がわからないらしく、そういう問題が起こると先生のイライラがもろに顔に出て、そういう時の先生の表情はゾっとするほど冷たくて、私は先生に対して恐怖しか感じなくなる。
この先生と私は合わない…と思った。
でもそれは言えない。
母と紹介してくれた親戚に申し訳ないし、先生と相性が合わないだけでやめたいなんて根性のない事を言ったら両親を失望させてしまう。
もっとがんばろう。
私はまだがんばれるはず!
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