第121話

ある日、学校から帰ると、リビングに母とその人がいて、いきなり紹介された。


私は本当は塾に行きたかった。


他の学校の子と友達になってみたかったからだ。


しかし母の決定に逆らうというのは私にとって有り得ないことなので、その家庭教師を受け入れるしかなかった。


母と話をしている安藤先生はとても爽やかな好青年で、母は初対面からその人を気に入っているようだった。


それから安藤先生は週三回私の家に来て私の勉強を見るようになった。


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