第75話
店はこじんまりして、店の前に焼き鳥の屋台があり目の前で焼いている。
その奥のショーケースにはたくさんのお惣菜が並べられていた。
平台の上にはおでんの鍋があり、四角く区分けされた中にそれぞれ美味しそうなおでんが温められていて、まだ全然寒くないけどおでんの気分になってきた。
「えー、唐揚げ500gとー、うーん、ポテサラも美味しそうだけど、立ち食いは無理かな…、え? お箸もらえるんですか? じゃ、ポテサラもください。あと…。」
類は、そんなにたくさん食えるのか? と心配になるほどいろいろ買っている。
旭はと言うと、おでんに興味を持ったみたいで、牛筋やロールキャベツなどをいろいろ注文している。
ここは持ち帰り専用でイートインスペースは用意していないのだが、お店のおばさんが奥のテーブルの上を片付けてくれて、そこに席を作ってくれた。
あまりにたくさん買ったので、立ち食いは厳しいだろうと見かねての事だったようだ。
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