第16話 町のなか

店から出て、しばらく歩いたところに気になる店があった。

「魔法用具店 アリス」

フェルトたちも、気になっているようだったので、店のなかに入ってみることした。

「いらっしゃい。何を買うのかね?」

店内には、いかにも魔法を使いそうな女性がいた。

「こんにちは、あの、僕でも使える魔法の道具をください。」

そういうと

「あんたが使える魔具か…」

といって、何か考え込んでいるようだった。

「あの、ぼくが使える魔具は、あるんですか?」

「これなら使いこなせるかもしれない」

そういって取り出したのは独特な色をしたミサンガのようなものだった。

「それ、なんですか?」

「あぁ、これは魔力のついたお守りだ」

そう聞いて、ぼくは、即決で買うことにした。

つけてみるとなんかすごい守られている気がする。気のせいではあるかもだけど。

そして、「ありがとねーまたいらっしゃい。」

と、見送ってもらった。

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