第2話 兄妹喧嘩

 私には一人9歳近く離れた兄がいる。

 年齢が離れると喧嘩にさえならないと言われるが、私の家では違う。

 兄妹喧嘩になると、生死に関わる。私が中学生の時に兄は大学生だったが、その時喧嘩した時は腕が首に回り、首を絞められた。母親が止めてくれたが顔が真っ赤になる位に首を絞められて酸欠状態になっていた。女の力では男の腕力に敵わないと言うが、それどころの話ではなかった。

 この兄は普通じゃないと、中学生ながらに思った私の考えは今でも変わらない。


 その後、この兄の迷惑を被るのは数年後である。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

信じていた世界とは……… 椎名由騎 @shiinayosiki

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ