『般若心経 超現代語訳 自己啓発書』
九頭龍一鬼(くずりゅう かずき)
第一章
『仏説 摩訶般若波羅蜜多心経』
【観自在菩薩】
いつかさとりをひらいてハッピーになろうとするものを菩薩さまっちゅうんだ そのなかでものちに御釈迦さまとなる観自在菩薩もやっぱりさとりをひらこうとしていたのさ
【行深般若波羅蜜多時】
そんな観自在菩薩さまがさとりをひらこうとして一週間菩提樹のしたで修行していたころのことだぜ
【照見五蘊皆空】
観自在菩薩さまは『この世界って五つのものから成り立っているけれど それって全部まぼろしじゃね』とおもったのさ
【度一切苦厄】
そしたら観自在菩薩さまは一切のくるしみからぬけだせたんだってさ
【舎利子】
そんな観自在菩薩さまは弟子の舎利子に『なあ舎利子 これから説明するからよく聴いておけよ』って仰有ったのさ
――つづく
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