あとがき。

 ……書いてた90年代末~00年代初期当時はまだ頭の中がお花畑だったのでこういう話ですー。


 たぶん今では書けません(笑)。

 政治やら何やら絡むと、できるだけ今はリアリストな保守でいたいので、こういう発想自体がしづらくなるんですね(笑)。


 とはいえ、あくまでフィクションとしてだとすれば、ワタシの中にこういう中央集権的な教育というのへのノスタルジーってのはあるんですよ。

 これは「深い森」の方でもそうですが、中央集権的ディストピア、享受している人々にとっては日常、という「地球へ……」みたいな世界ってのは何処か憧れるとこがあってしまうんですよ。「何だかんだで食っていける職は与えられる」世界。

 ただしそういう世界は、皆が皆善人でないと成立しません。「地球へ……」はその人の持つ牙を精神コントロールで抜いてしまった世界ですから成立するんですが。


 できるだけ近い学力/才能の人が集まる「中等学校」(中高一貫六年)というのも、その一環。教育学部で唯三(笑)楽しかった授業の「教育制度」の中で興味深かった「戦前の複線型制度」もあれはあれで合理性があったよなー、と思ったり。

 ちなみに「R」と「B」は発達障害が前提。こんな世界があったらワタシはたぶん「B」でしたね。だからディストピア的なんですがね。


 そーんな部分が盛り込まれたはなしでした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

2weeks, あるいはひまわりと太陽~学校に送られる官製暗殺者たち 江戸川ばた散歩 @sanpo-edo

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ