籠の外13
「貴方はとても心が美しい方なのですね。申し遅れました、私キャロライン・スペンサーと申します。後ろにおりますのは母のステイシー。私の事はキャロルとお呼びください」
キャロルと握手を交わしたシュガーは再び目をキラキラと輝かせた。
「人参みたいでいい名前だな!オイラ大好物なんだ、よろしくなキャロル!」
それを聞いた瞬間に空気が凍りついた。
「なっ!?此方におわしますお方はスペンサー家次期」
「ふふふっ、ははははっ!ありがとう。私が考えたあだ名を呼んでくれたのも褒めてくれたのもシュガー、貴方が初めてよ。嬉しいわ、こちらこそよろしくねシュガー」
俺達の凍りついた空気とは反してキャロルとシュガーはまるで前々からの親友のように仲睦まじく笑い合っていた。
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