4 いざ、町へ

説明回です。一応読んで下さい

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「ああ、すいません…ヘビから逃げるので必死だったもので…」




とりあえず言葉は通じるみたいだ。よかったよかった。




「ヘビ?ああ、ポイズンスネークのことか。あれなら俺が倒しといたが…そもそもお前さん、なんでこんな森の中にいたんだ?武器も持たずに」




うーん、天使さんは山奥でくらしてたって言えばいいって言ってたけど、それだと後で辻褄合わせがめんどくさそうだしな…


などと考えていると、強そうなおじさんは、自分が警戒されていると勘違いしたようで、




「ああ別に俺は山賊とかじゃないぞ?一応冒険者カードは…ほら」




と言って名刺ぐらいの大きさのカードを見せてくれた。ていうかさらっとAランクとか書いてあるし。めっちゃすごい人じゃないの?この人。


あと文字も読めるようだ。よかったよかった。




「にしても、俺の顔を知らないってことは…かなり遠くの村からきたな?これでも知名度には自信があるんだが」




「(コクコク)」


よし、これを利用させてもらおう。




「はい。遠くの名もないような集落から来ました。両親は僕が物心つく頃にはすでに他界していて、他の家で育てられたんですけど、流石に成長したので自分で働かないとと思って…で、町へ行こうと思って旅人さんについて行ったんですけど途中ではぐれてしまって…気づいたらこの森の中でした。先程は助けて下さりありがとうございました。」


両親ごめんなさい。勝手に殺しました。




「ほう、じゃあ…なんだ?とりあえず町までついて来るか?」




「お願いします。あと、田舎で暮らしていたため世間常識を知らないので教えてください。」




〜町につくまででわかったこと〜




まず、この国について。


サン王国。かなりでかい。貴族制。地位は上から王族、公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵。その他に辺境伯がいて、辺境伯の地位は治めている土地の特徴によって変わる。ラノベでよくある感じの国。


隣接する国はイーサス帝国(軍事国家)カトラー宗国(カトラー教の国)


ハラン自治区(獣人の国)で、今のところ対立とかはないらしい。




冒険者について(なるよな?と聞かれたのでなると言った)




隣接の3国を含めた共通のシステム。もともとは魔物対策用に作られたが、今では警備なども担当。


依頼者、ギルド、冒険者の間の関係(依頼をギルドがまとめて、ギルドに登録した冒険者が受ける。依頼料から手数料だけギルドが貰って、あとは冒険者のもとへ。)


ランクはFからSまで。SS級とか言うこともあるがあくまでたとえ。


依頼達成の積み重ねでランクアップ。


雰囲気は、至って平和。というかふつ〜のラノベ。




通貨




単位ゼン。王国内だけでしか使えない。銅貨一枚1ゼンで、大銅貨、銀貨、大銀貨、金貨、大金貨、白金貨、の順に10倍の価値。聞いた感じ1ゼン10円ぐらい?




と言うわけで、おじさん(名前はアレクと言うそう。めっちゃへいbげふんげふん)に呆れられつつも、この世界についての知識がついた。

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ようは、ふつーの異世界(かなりの矛盾?)です。

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