第5話 冒険者ギルド
忍は今すごく焦っていた。冒険者ギルドに行くと張り切り走っていったはいいものの王都に来るのは初めてだ。その結果、、、
「やべ。迷っちまった。」
そう迷ったのだ。結果的に近くの商人や街の人に聞いて辿り着けたからいいが、二度と無闇に走り回らないでおこうと静かに誓ったのであった。
冒険者ギルドの外側はラノベなどで見たまんまのものだった。だか少し外見は古さを醸し出しており逆にそれが威厳というも感じられた。
扉を開け中に入って見たら案の定中は酒場となっておりその奥に受付があった。受付嬢の女性は人間、エルフ、獣人など様々な種族の人達が居た。
俺は人間の受付嬢の方へ行き声をかけた。
「すみません。冒険者登録をしたいのですが。」
「あ、はい。分かりました、ではここに名前、年齢を書いてください。代筆は必要ですか?」
「いえ。大丈夫です。」
そう言って俺は渡された紙に名前、年齢を書いた。だが、名前に下の名前の天崎は書かないでおいた。この世界には知識によると貴族制があり、下の名前は貴族にしか持たれないという。
そう言って書いた紙を受付嬢に渡した。
「ありがとうございます。シノブさんですね。今カードを作ってくるので待ってて下さい。」
そう言われ少しすると先程の受付嬢が戻ってきた。
「はいこれがあなたの冒険者カードです。無くすと再発行に銀貨3枚が必要なので注意して下さい。冒険者ランクは1番下のFからです。」
この世界の冒険者は冒険者ランクF~Sまであるらしい。
「Fランクはで受けれる依頼は1つ上のEランクまでです。」
「ご丁寧にありがとうございます。この街に来たばかりなのでまだ宿などとっていないのでオススメなどありますか?」
「宿ならここから少し行った所の静寂の宿がオススメです。」
静寂の宿だな。メモメモ。
「ここに途中にゴブリンを狩ったのですが換金など出来ますか?」
「大丈夫ですよ。ここに狩ったゴブリンの死体を出してください」
そう言われたので俺はアイテムボックスの中からゴブリンを出した。
「な、あなたアイテムボックス持ちなのですか!?」
「はい。そんなに大きくないですけど。」
「アイテムボックスは持っているだけで貴重なものです。誇っていいと思いますよ!」
「ゴブリンの耳と魔石で銅貨4枚です。」
「ありがとうございます。ではまた明日来るのでよろしくお願いします。」
そう言って冒険者ギルドを出ようとしたら、、
「待て。」
そう言って何者かに止められてしまった。。
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