第20話 エルフ大使誕生(ロケットにはならない)
元ネタが分かっても口に出してはいけませんよ
手塚先生ごめんなさい。(お前がバラすな)
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ジュリアの怒りは収まらず、使者の男を睨んでいる。どうするかなぁ
「では、こうしてはどうだろうか?使者は、そのまま、ここに残り、此方の文化、習慣を体験してもらう。大使とでも言えば良いかな。常駐で、許可するまで帰国不可とし、族長は、反対派の理解を得るまで、エルフの里の窓口となる。友好的エルフは、近くの森に里を作るので、そちらへ移住してもらう。我等を通さない里同士の交流は、厳禁!これでどうだろう?」
「客人扱いは、出来ませんが、宜しいか?」
「勿論だ。この国で好意的に思う人は居ないと思うから、針のむしろ状態から、改善出来るまで、頑張ってもらう。まぁ、家ぐらいは用意してやろう。」
「宰相がそう言われるのであれば、その様に。
ですが、国としての対応は致しません。」
ま、そんなとこかな。
「私は、監禁と言う事ですか?」使者よ、わかって無いね。
「王都内であれば、行動は自由だし、族長に限るが、エルフの里と連絡も構わない。王城への出入りは禁止させて貰うが。何か不満か?」
「・・・いえ、ありがとうございます。エルフの事を分かってもらえるよう頑張ります。」
全く分かってないな。まぁ、10年くらいは苦労して貰おうか。
「帰国が許されると良いな、今のままでは骨を埋める覚悟が必要だぞ。以上で、エルフ国との謁見を終了する。皆の者、御苦労であった。解散せよ。」
ジュリアの宣言で、謁見の間に居た、各種族の代表者たちが出て行った。
「本当にあれで良かったのですか?」
ジュリアが、俺に訊ねる。
「どうだろうな、俺にも分からん。言える事は、彼自身が、変わらなければ、ここは、地獄の様に感じるだろうなぁ。」
実際、彼が帰国するのは、25年後になる。
と、言っても、苦しんだのは3年位で後の20年余りは、エルフがこの国に店を出す手配をしたり、準備をしたり、忙しく動き回っていた。
何故、3年で苦しまなくなったかって。それは、2人の赤ん坊のせいだった。
猫を助けて異世界転生しました 式 裕貴 @tarokunEX
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