第2話俺の魔力は地球大?(間違い)
「まず、服を着ろ。」風邪引くといけないからね。
服なんてないじゃん。
「自分の着たい服をイメージして。」なるほど
創造でジーパン、トレーナー、ジャケットが光とともに現れた、それを身につける。
「次は、結界を張ってみろ。」まかせろ、アニメ世代だ
「魔法と物理の二種類だぞ。」らくしょー魔法はピンク、物理は青にしてやった。
自分の周り2、3メートルに、ドーム型の結界をイメージして創り出した。
「うむ、まあまあじゃの。」まあまあかい!厳しいなぁ
「次は、条件づけをしてくれ。例えば、悪意を持つ者は、排除とか。」
お安い御用だぜ、っと 空港の、金属探知機をイメージしてゲートを作った。こんな感じかな?
「上手い、上手い。この中にワシを入れられるか?」
ホイサッサ。任しとき!すんなり入った。ばあさん悪意ないんだ。
「悪意なんぞあるわけなかろう。このババアがお前さんを、どうにかできると思うのか?」妖怪だからな、わからんぞ
「誰が妖怪じゃ!」
きつ〜い一発頂きました。今度は痛い。感覚もできたんだ。それよりも!
「さっきから、なんで俺の考えてることがわかるの?読心術?」
「今のお前さんは、掲示板を背負って歩いてる様なもんだ。考えが周りに丸分かりじゃ。自分のことを隠すのじゃ!難しくはない、人は無意識に、隠蔽魔法をかけるからのう」
ポーカーフェイスみたいなものかな? テレパシーじゃなかった。良し!これでどうだ!
「ステータスや、能力も隠すと良いぞ。」ふむふむ。これでどうだ!
「見事じゃの、ワシでもみることができん」フフン、どんなもんです。
「結界の範囲を100mに広げられるか?」あら、褒めてくれないのね。
「身体は大丈夫か? 普通は意識をなくしておるぞ。」
「腹が減ってるくらいで他におかしなところはないぞ。」
「やはり…人間が持てる魔力を遥かに超えておる様じゃのう。」
魔人だからな、どうせ
「魂を無理やり持ってきたから、元の世界と紐付いてしまったんじゃな。」
何それ怖い!
「魔力の流れというのは、普通は見えんものじゃ、じゃが、お前さんの魔力は天に向かってずーっと続いておるのが、魔力探知のないワシでもわかるのが、非常識じゃ。こんなことはありえんのじゃが、元の世界に繋がっているとしか考えられん。」
「じゃあ、俺の魔力は地球大なのかな?」
「地球が、どれほどの大陸かは知らんが、魔法を使うものはおらんかったのではないか?」
「確かに、魔法を使えるなんてのはいなかったな」
「魔力というのは、生き物が生きてゆく力の様なものだ。それが満ちる世界は生き生きとしておる、逆に、魔力が減っていけば、生き物は滅びてゆく。」
地球も、魔力が無くなってきているのかな?
「この世界の人族は魔力を感知できなかったが、代わりにカガクという力を見出して、一時は大発展をした。しかし、同族で争う様になり、また衰退していった。」
地球もそうなりつつあるのかなあ?嫌だなあ
「魔力は産まれ続けるから、余った魔力は爆発するんじゃ。地面が大きく揺れたり、大雨が降り続いたり、と言ったことはなかったか?」
しょっちゅうでした。あれは魔力爆発だったのか
「ま、それは後にして、魔王様にあってもらうぞい。」
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