E59: また久々過ぎた。

 また随分と時間が空いてしまいましたスミマセン……


 いや全然仕事が楽にならないんですよ。

 なんだかんだで今年の頭から今まで突っ走って来ましたが、多分このままの勢いでお盆突入しそうです。


 お盆にはお盆で魔物が潜んでるんだよなぁ……怖い怖い。


 さて。

 こちらの話の続きについてなんですが、またエタらせる事を本格的に考えて始めています。


 色々考えた結果、このストーリーを使って私が表現したい事があんまりないという事に改めて気づいてしまった。

 前回調べようと思った女医さんの情報は、わざわざそういった研究をなさっている方の論文読んでまで調べたよ。

 女医さんたち個人個人の為人ひととなりはわからなかったけれど、激動の時代背景が色濃く分かる資料でした。面白かった。

 しかし、調べて満足してしまったようです……


 前にもちょっと書いたけれど、今『没頭できる世界がない』。

 なんとか自分に燃料投下して再燃させてみようとかと思ったけれど、ダメだった。


 ……正直。

 正直、主人公八雲ヤクモくんやキヨちゃんを埋没させてしまうのは惜しい。

 特にキヨちゃんは書いててとても楽しいし。

 でも、当初考えていたこのストーリーではうまく構築できない。


 ゼロから考えてやり直そうと思っていたけれど、なんだろう。前の状態を引きずったままやるという事が、デスマーチのプロジェクトに片足突っ込んでしまったかのような、なんとも言えない気持ち悪さを感じるのです。


 このままではダメだし本腰入れればなんとかなるんだけれど、本腰入れる程の愛着がまだないからか。

 いや、愛着のせいではないような気がする。

 愛着はある。

 でも、タイミングを逸してしまったせいか、もう『今ではない』という感覚がヒシヒシとしている。


 完結させて、みんなで乾杯したかったんだけどなぁ……

 いや、乾杯は乾杯でしようと思えばできる。

 何記念で?

 エタ記念とか??

 それもどうなのさ……


 今、全然小説を読んだり書いたりしていないんですが、これについて言い訳させて下さい。

 別に誰も私の言い訳なんか求めていないとは思いますが……


 小説は好きです。文字だけで表現される世界には無限の広がりを感じます。

 だって私、妄想大好き☆


 ただ、今ちょっと『表現する』という事について、煮詰まりというか、壁というか、何て言うのかな……うーん、上手く言葉で表現できないんだけど、息苦しさ見たいなものを感じてきているのです。


 私自身、もうあんまり『書籍化する』とか『大賞をとる』とかって部分については二の次になっていて……

 いや勿論お金くれるなら喜んで! なんですが『人気になる』『ランキング上位になる』とかじゃなくて、

『型にハメずにエンタメというものを考えてみたら?』

 という言葉がずっと頭の中でリフレイン繰り返ししてるんですよねー。


 Twitterで何度となく色々な創作論が炎上しては鎮火していくのを見たのですが。


『サンドウィッチが異世界にあるのはオカシイ問題』

『ラノベは純文学より下問題』

『なろうは低俗問題』

『テンプレ忌避問題』

『奴隷・ギルド問題』

『ハーレム問題』

 などなどなどなど……


 私も最初は「だよね! それってどうなん!?」

 と思ったりしてたんですが。


 色々な問題を様々な人たちが持論を展開しているのを見て、

 自分の持論を頭の中でねくり回してみた時に──


『エンタメを作る、という視点で見た時に、どれもこれも些末さまつな問題なのでは?』

 と思ってしまったのです。


 小説・漫画・映画・音楽、どれもこれも熱狂的な愛好家もいます。また、それぞれのジャンルの中は数多の種類に分かれていて、それぞれにまた愛好家がいる。

 好きすぎる余り、他のジャンルを否定してしまうタイプもいるけれど……

 どれも幅広く好きっていう、私みたいなタイプもいるワケじゃないですか。


 何を言いたいかっていうと

『文字だけ』という世界に留まって何かをしようとする事に、今少し違和感がある時期なんです。


 これは一過性です。

 風邪みたいなもんです。


 なんだかんだやってて結局、小説の世界に戻ってくるのは目に見えています。

 でも、『今』は違うんです。


 そうなってしまった時に、この作品の続きを考え続ける事、書き続ける事ができなくなってしまいました。


 文字の世界を極めてからそんな偉そうな事言え、っていう言葉が聞こえてきそー。

 でもさー。

 私はもともと熱しやすくて冷め易いタイプで、1つの事をずっと熱心に追い続けるっていうのが出来ないタイプなんですよー。

 全部IT仕事ではあるものの、転職も何回もしてるし、派遣だったから1つの現場に5年以上いた事ないしさ。

 飽きたんじゃない。

 他の事を試してみたくなったんだよ!


 マニュアルがあって、型にハマっていた方が楽な事は多いし、結構そういう方が好きで安心するタイプではあるんだけど、

 ある時突然、今迄とは違うことをしてみたくなるんですよ。


 じゃあ、この作品をエタらせて、次は何をする気なんだっていう事なんですが。

 うーん。

 どうしよう。

 実は、熱を込めて『これをやりたいんだ』っていうのはまだないんだ。


 エッセイは続けたいねぇ。

 文字を書くという事自体は好きなんだ。

 どうでもいい事をズラズラつらつら書くだけだけど。


 あ、でも突然YouTuberになったりはしません。

 それはないです。

 私、目立ちたがりではあるものの、自分自身そのものには自信がないので、姿を隠してアレコレしたいタイプなので、自分が出演してどうのっていうのはナイわ。


 ……本当に、この作品をエタらせていいのかな。

 アレだけ色々言いながらも不安になってきた。

 ここまでやってエタらせるって、もしかして物凄く勿体無い事なのではなかろうか?


 もう少しだけ考えてみる?


 どうしようかな……

 うーん、我ながら優柔不断だなぁ……


 あともう少しだけ考えさせて下さい。

 あとちょっとだけ。


 それでは。

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