E58:少しずつ自分に燃料投下してく。

 やっぱ結局寝れなくて、寝付けたのは明るくなってからだった。

 そのせいか、身体が超絶重くてキツかった……

 おかげで昨日は更新できなかったよ。


 全部加齢が悪いんだ……(※言い訳


 さて。

 先日は猛烈な勢いで書きましたね。

 やっと再燃してくすぶり始めた気持ちを消したくなかったので。

 なので、まだチリチリ微妙に燃えてます。

 良かった。


 で、色々グダグダ考えてみたんですが。

(※だから寝れない)


 前回まで考えてたのは、前面に主張したい事ではなく、下地となる思想のようなもの。

 だから、それをガン推しするものじゃないよなーって。


 前にプロット作ってた時に須──監視者(保護者)Sさんに言われた『何をメインで表現したいのか?』を、ちゃんと考えないといけない。


 いけないけど……


 まだだ。

 またその時ではない。

 温度がまだ上がりきってない。

 焦ってはいけない。

 沼にドップリ沈めるためには、ゆっくり確実に温度を上げていくのがいいんだ。

 本人に『沈んでる』と意識させない事がポイントだ。

 気づいた時は、もう抜け出せない時──そうなるようにするのだ。ふふ。


 さて。

 大体、物語を書く上でベースとなるものについては揃っただろうか?


 どうかな。


 まだ足りない気がするんだよな……


 ……。

 そうか。


 ええとね。

 書くかどうかはまだ本決まりではないけれど。

 以前本編で途中まで書いたヒロイン・千歳チトセさんについて、彼女の背景について、少し考えてみようか。


 と、いうか。

 書いとかないと忘れる、とも言う。


 彼女の異能はこの際置いておくとして。

 千歳チトセさんは、医者を目指しておりました。

 これ、どこかで書きたかった事ではあるんだけどね。

 ってか、以前のエッセイでも書いたことだけど、自分への燃料投下でまた書くね。


 大正時代、女性が医者になるのは物凄く大変な事でした。

(去年までもある意味大変だったみたいだけどね)

 そもそも、さ。

 大正時代、女性には参政権すらなかったしね。


 なんでそんな事を気にするようになったかってーと。

 たまたま芝公園へ行った時に、そこに置かれている『開拓使仮学校』の記念碑を読んだ事が始まりだったかなぁ。

(※待ち合わせの1時間前に着いちゃって暇だった


 開拓使仮学校は先進的で、女学校も併設してたんだけどね。


 その中に書かれていた一言が、私の何かに引っ掛かった。


『女学生は、卒業後、北海道在籍者と結婚する事を


 ……。

 ……。

 ……?!


 結婚して北海道に骨を埋める事を先に誓わないとダメなん?!


 なんで?!

 男子学生にはその誓いはないのに、なんで女子だけ?!

 選択肢ナシ?!


 いや、そもそもその学校の存在意義がさ、北海道開拓を目的としてるから、まぁ『この学校で学ぶのであれば必ずその役に立たなければならない』ってのは百歩譲って分かるけど。


 多分、卒業と同時に結婚なんだよね。

 勉強したところで、家庭に入る事を約束させられるんさ。


 それって……うん、時代だね。

 それを読んだ時はそう感じた。


 んで、後々それを思い返した時にさ。

 理不尽やなぁ、と。


 でも、その事を知らない人も多いよね。

(私もあんま知らなかった

 それをさぁ。

 どっかに入れたいなぁって、思ったんだよね。


 関連する事を調べた時にも衝撃の言葉を読んだし。


『海外留学の派遣に当たって、人材育成における母親の役割への認識から、女子留学生をもこれに含めた』


 ……!?

 女子留学生を連れてく目的は、他学生の母親代わりをさせる為!?

 本人に学ばせる為じゃなくて!?

 いやいや、ならそれはもはや「女子留学生」ではなくねぇか!?


 と、衝撃を受けましたよ。


 こういう背景をね。

 説教臭くならない程度に入れたいなぁって。


 別に当時の事に反発を覚えたとか、今の世相がどうとか、そういう事を言う気は一切ない。


 じゃなくて。


 私の母、祖母、曾祖母、曾々祖母、もっと前の女性たちがとっても苦労していて、すっごく頑張って来たんだっていう事をね。

 書きたいなぁと思ったんだよ。

(事実、私の祖母は「女に勉強はいらん」と言われたそうだ。ちなみに、母も似たような事があったとかなかったとか。だから、それほど大昔の話ってワケでもない。


 体制の理不尽については、きっともっと頭イイ人が書いてくれるし。多分。

 でも「じゃあどんだけ大変だったのか」をね。

 千歳チトセさんの体験を通して、その一部でも表現できたらいいよね。


 ま、私自身がその事を想像する事しかできないし、あんまり詳しく調べてるワケでもないから、完全に表現できるつもりもないけど。

 それに、重ねて言うけど「説教臭い」のは嫌だし。

 エンタメ極振りエンタメ極振り。


 例えばキングスマンが、『(労働者階級の)主人公はキングスマンにそもそも向いていない』とエライ人が言い放ったりとかさ。

 選民思想の人間たちをギャフン(※死語)と言わせる流れとかさ。

 あんな感じでさ!


 ……たださ。

 ここに来て。

 ある一定以上自分の熱が上がらない事態に困っている。

 なぜ熱が上がらない?

 賞金か?

 賞金がかかってないからか?

 うん、お金は欲しい(真っ直ぐな目


 キャラに魅力がないのか……?

 いや、キヨちゃんも八雲ヤクモくんも書きやすいタイプだし、むしろキヨちゃんは大好きな部類だし。

 ヒロインに魅力がないからか??


 ……ああ。

 納得。

 それはちょっとある。


 今さっき書いた「昔の女性が苦労した事を体現する」為に存在するんじゃ、つまんない。

 そんなのただのアイコンだ。トロフィーワイフのような扱いはしたくない。

 今後、どっかのタイミングで再度出したい! と思うぐらい魅力のあるキャラがいい。


 真ボスもそうだよ。

 嫌味なところとか、全然描ける気がしないし。


 エンタメ、エンタメ……

 どういう形にすれば、自分の熱も上がって「ひゃっほう☆」っていう状態になるのだろうか。


 うーん。

 なんだろう。

 見えない壁のようなものを感じるなぁ。


 ……。

 例えば。

 これを、短編連作のシリーズものとして考えてみたらどうだろうか。

 でね。

 私が短編連作にタイプの作品を書く時はね。その話の主となるキャラのモデルを探すんだよね。


『至高の一遍』だと、紫式部。

『夜の帳、闇の捕食者』だと、切り裂きジャック。


 ……2つしかなかった……


 あー。そうそう。

 だから、前に大正時代に起こったエッグい犯罪を調べてたりしたんだよなぁ。

 ホントにエグかった……

 でも。

 例えば実在した大正時代の女医さんを調べて、その人をモデルにしてもいいよねぇ。

 実在した人ほど魅力的な人はいない、ハズ。

 ちょびっと調べてみたら、大正時代には飛躍的に女医さんの数が増えたそうだ。

 ナイチンゲール程有名な女医さんは日本にはあんまりいないようだけど、それは私が知らないだけで、それでもちゃんと調べれば色々な人の情報が出てくるかもしれない。


 うん。

 そう考えると、ちょっと熱が上がって来た。

 こういうのは楽しい。

 凄く好きなんだ。

(実は、前に戦国時代の女性をモデルに話を書きたくて調べていた事もあるぐらい)


 ちょっとね。

 実在した大正時代の女医さんを調べてくるねッ!!

 インターネット時代最高!!

 図書館行かなくていいって素敵! 仕事の片手間に調べられる!!(※仕事しろ


 この熱が下がらないウチに、ちょっと調べてきますね!

 なんだか楽しくなってきたァー!


 それでは!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る