E57:なんで今更、エタってたのに再開させようとしたのか。

 寝ようと思ったんだけどねー。

 寝られないんだよねー。


 多分、運動不足だからだねー。

 加齢のせいもあるのかなー。

 ……そこには全力で目をつぶるよッ!!!


 さて。

 自分語りウザいでしょうが、まあそこはホラ。エッセイだから。

 自分語り最高ウェーイ☆


 エピソードタイトルの件。

「なんで今更、エタってたのに再開させようとしたのか。」

 コレ。


 ちょっと脱線して、コレについて語っちゃうよ。


 先に結論を言うと。

「SPEC」というドラマを見たから。


 深夜に毎日再放送してたんだよね。

 これを実際にやってた頃って、私多分心が死んでたから知らなかったんだけど。

 この間たまたま見てからハマったよね。

 好き。

 こういうの、好き。


『好き』

 これ、大前提ね。

 だから、ディスってないから。

 先に言い訳しておくと。


「SPEC」というドラマについての詳しい事はググっておくれ。

 雑に説明すると「異能力」とそれにまつわるお話ね。


 全体的には凄く好きなんだけどね。


 一部分だけ、私は、ちょっと「んー」と感じてしまう事があった。


 何かというと。

「話が規模になった」

 って事。

 コレ、私さ、オチが気になったので映画版のネタバレサイトを見て流れを知ったんだけど。


 この最後の最後、大オチについて。


「んー」って思った。

 いや、流れとしては別にOK。別にそこに文句をつけたいワケじゃない。

 違う、そうじゃない。

 好きなんだよ。

 好きなんだけどね。


 こういう「異能力」系の話って、絶対「世界規模」とかそれ以上の話に展開するんだよね。大概。


 私さ。

 そういう大きな規模の話に展開していくのって……個人的には「んー」なんだ。


 話の展開としてはアリ。

 でも。

 自分が書くか、と言われたら。


 どうだろうか……


 それこそ、30コン作品もそうなんだけど。

「全てを切り裂く童子切どうじぎり」という能力があるのに、ストーリーの規模的には小さいのね。

 これ、実は意図して小さくしているんだけど。

 いや、どうせなら「アベンジャーズ」ぐらいまで広げてみたいと、思った事がないかと言われたら、ありますよ!! あるに決まってんだろうがッ!!

 こちとら中二病を何年罹患りかんしてると思ってんじゃ!!

 20年じゃすまねぇぞッ!!!


 脱線した!!!


 あのね。

 うーん。

 なんて表現したらいいんだろうか。


 その世界規模の話がね。

 個人に集約されるのが嫌なのね。


 俗に言う「セカイ系」?(適当に喋ってる)


 見方を変えたらさ。

 そりゃ、全ての物語は「セカイ系」なんだよ。

 だって、どんな個人も、自分という主観を通してしか世界を認識できないから、例えば自分が消えたらは終わるんだよね。

 意図通じるのか、コレ……


 でも、うーん、私が表現したいのは、そうじゃないんだ。

 セカイ系はセカイ系で好きだよ。

 エヴァ最高。私の青春。セカイ系万歳。


 ただ……えーと。

 うーんと……


『世界を見ているのは主観的自分だけど、世界を構成しているのは自分も含めそれ以外の全て』

 っていう感覚も結構あってさ。

『自分のまわりの世界は自分が主人公だけど、存在の数だけ主人公が存在しが存在する』

 って感じ。

 だから、通じるのか、この意味は……


 だから、『この世界の命運』を一人が握っているっていう話も好きじゃない。

 世界ってそんなに単純じゃないじゃん。

 確かに、権力を持つ一人の思想で世界が大混乱に陥る事はある。


 でも、本当の意味で、個人の思考の範疇だけで全ての事が動くって事はあり得ないんだよね。

 必ず、誰かの思惑と混ざって、事件が大きくなってるだけ。


 で。

「SPEC」の大オチを読んだ時に。


「んー」

 って思ったのが、エタったこの作品を復活させたいと思った原動力の1つだったんだよね。


 ほら。

「異能力が関係してる」って言う部分では似てるじゃん?


 私が元来持つポリシーみたいなものに、SPECがひっかかったんだよね。

 あ、ひっかかったからといって、SPECにダメ出しする気は毛頭ない。

 だって、あの作品好き。大好き。かなり好き。BOX買おうかマジで悩むぐらい好き。この話考えた人、天才。最高。演出も秀逸。マジ尊敬。リスペクト。

 言葉を連ねた分だけ嘘くさくなるけど、本当だからね……


 私結局、「人一人が持つ力って、凄くても単体では限度がある」って思ってて、

 異能力を持ったとしても、それは変わらないって思いたいのかも。


 それをね。

 表現したいなって、思ったんだよね。

 ついこの間。


 この感情は「怒り」ではないんだけど、それに似た感情ではある気がする。

「へー。アンタはそう思うんだ。私は違うけど」

 っていう感じ??


 思い出した。

 そうそう、私は「一人のヒーローが解決する」話ではなく「みんなで頑張ったからなんとかなった」という話の方が好き。

 チームプレイね。

「一人一人違う個性や能力、才能を持った人間が、他の人の短所を埋め適材適所の能力を発揮する事によって、ベターな結果になる」

 のが好き。

 だから、チートものが好きじゃないんだよね。

「もうソイツだけがいればいいじゃん」

 って感想を持ってしまったらさ。なんか……「んー」なんだよね。


 世界は『自分とその他』と認識するけど、そうじゃないのが事実だから。


 いや、その作品を否定する気はない。

 重ねて言うけど、私は現在進行形で中二病を罹患りかんしている。

 特別な存在も勿論大好物さッ!!

 ヒーローもの万歳!

 ここぞって時に「待ってました! やっちゃって!」って言う展開大好きッ!!


 ……なんていう矛盾なんだ。

 世界の主人公になりたい。

 でも、世界はそうじゃないって分かってるし、表現するならそんな作品。


 ……なんか、このエピソードが上手く締められないなぁ。


 適当にそれっぽい締めの方向にもっていくとしたら。


 だからの、八雲ヤクモくんとキヨちゃんなんだと思う。

 たぶん。


 片や『大典太おおてんた』という物凄い異能力の継承者。

 片や可愛さ武器に人を手の上で転がす天才。


 異能力者は、その凄まじい能力を使いこなせない。

 天才は、万能的に強いワケじゃない。


 でも、お互いがお互いの弱点を信頼で補い合う、という展開。

 それが書きたいっていう事で。

 多分、そういう事で。

 かな。

 どうだろう。

 今適当にこじつけた。


 んー。

 万能でありたいっていうのは、ずっと思ってる事なんだけど、この歳になるとさ。そんな事は到底無理って実感するじゃん。

 如何いかんともしがたい事実じゃ。くそっ。

 でも、だからといって自分を卑下するのも嫌。

 プライドは人並み、ヘタしたら人一倍ある。

 だから「弱点を持つ自分でも、いざって時に活躍したい」という願望がある。


「弱点がある」っていうのも含めてさ、そんな自分が活躍したいんだろうな。


 それを、表現したいのだろう。

 たぶん。


 ホントに?


 どうかな。

 それを、今回の作品に込めたいかっていうと……いや、そこまで思ってないなぁ。


 何度も言ってるけど、説教臭い話より、エンタメ極振り作品の方が書きたい。


 あ! 話ズレるけど、私が大好きな「キングスマン」の新作がやるんだって!

 楽しみ過ぎない!?

 あのキングスマンは、エンタメ極振り作品だと個人的には思うよ!!


 アレもね。根底には結構根深い「アンチテーゼ」が含まれているんだけど、それに気づかなくてもエンタメ作品としても秀逸だと思うんだ。

 あれぐらい突き抜けた作品が、書きたいよね。欲を言えば。


 今回の作品もさ。

 どうせエタる直前だったし、そんな崇高なモノなんて書けるワケないんだから、エンタメ極振りにしたいよね。


 よし、なんか、良い方向にごまかせたかな?


 良ければSPECも見てね。好き。アレ好き。凄く好き。

 ちなみにいうと、その前作である「ケイゾク」も好きなんだ、実は。(後続作品はまだ見た事ない。借りる予定)

 キングスマンもよろしく。アレも好き。好き。凄く好き。新作も超絶楽しみ。


 さて。

 深夜帯になっちゃったし、寝れないけど大人しく目をつぶって布団に潜らなければ。

 じゃあ! 寝る!!


 それではまた!!

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