エタってきたので、もう1回考え直しッ!!

E54:自作沼へと自分を引きずり込むには。

 さて。

 勢いで続きを書いています。

 自分を自作沼へと引きずり込む算段を立てていますよ。


 で。

 本来は、文章とはちゃんと読んでる人に分かりやすくしてから書くべきなんですが。


 このエッセイは「私の生の思考をそのまま垂れ流す」というコンセプトを持たせているので、読んでいる人には少し分かりにくい流れになってしまうかもしれないですが、ご了承ください。


 今から、自分を沼に引きずり込む為に、「自分の気持ちを盛り上げる」為の事をここに書いていこうと思っています。

 情報が分かりやすく綺麗に並んでなくて申し訳ない。


 それでは、いきます。


 ここで突然ですが。

 本編で利用している世界観は、30コン作品「不惑前にして異能バトルに巻き込まれてしまったんですが。」の異能力やそれに伴う組織等を引っ張って来ています。


 知らない人の為に、超絶雑に説明すると。

 この世界観での「異能」とは、不可思議な力を具現化させる能力の事です。人口の約一割がその資質を持っていて、訓練する事で使えるようになりますが、普通の人はその資質に気づかぬまま一生を終えます。

 この異能は人に依存する為、持ち主が死ねばどんなに強力な能力でも消えます。

 消さない為には「コア化」して誰かに引き継ぐ必要があります。


 それが影響してあーだーこーだなった話が30コンの話だったんですが。


 私がこの設定を考えた時。

 ある1つの「絶対に揺らがない決まり事」を決めていました。


 この「異能力」は、言ってしまえば個人が持つ個性であり「才能」みたいなもんです。

 そして。

 次、これポイント。


「血統は関係ない」


 という事。

 これは意図して明示していませんが、ずっと考えていた事です。


 例えば。

 ジャンプの主人公たちは、後々「凄い血統だった」という事が判明しますよね?

 私が大好きなスターウォーズもそのタイプの作品です。

 その血統が凄いから、主人公たちが実は凄かったんだよ、という事になります。


 私、それ、嫌いなんです。


 その人の偉業は、その人の血統が良かったからではない。

 その人が努力したからだ、と思っています。

 努力があったにせよ、理由の一端に「血統が良かったから」とかがあると、私冷めるんですよね。


 凄い力に目覚めるのは、そういう凄い能力を発揮できる血が流れているから。

 とか。


 さめるわー。


 確かに、生まれた家の財力人力は、その生活環境に影響しますわ。

 でも、それはあくまで「環境」。

 血ではない。

 性格は遺伝しません。

 遺伝するのは生体情報のみ。生体とはただの「器」です。


 私は、あの「異能力」を考えた時、「血脈は関係ない」という事を念頭に考え出したんです。

 明示はしていませんが、資質持ちの両親から資質なしの子供が生まれる事もありますし、逆もあり得ます。資質の強さは、血は関係ありません。

「能力の継承」が、師弟関係から生まれているのもコレが理由です。一子相伝、嫡子だから引き継ぐんではない。その能力を持つ才能があれば、全くの他人でも引き継ぐ資格がある、と。


 30コン作品で言えば。

 主人公のアカネさんは、レアな資質の持ち主ではありますが、親兄弟は彼女の資質とは無関係です。主人公のアカネさんと似た資質を、親兄弟は持ってません。資質なしの可能性もありますね。

童子切どうじぎり」の本来の持ち主である、蘇芳スオウさんは修行してあの能力を師匠から継承しました。師匠とは親類ではありません。

 また、その弟子でもある織部オリベくんと紫苑シオンさんも、赤の他人です。


 それに「異能至上主義」でもないです。


 だから、あの作品の中で一番強い(※フィジカルではなく人として)のは、支局長の朱鷺トキさんという妙齢の女性ですが、彼女は資質を持ちません。

 また、縁の下の力持ちとして表現される技術者のゲンさんも、資質がありません。


「強い理由」は「異能力を持ってるから」ではない、という、異能力作品系やチート系作品へのアンチテーゼでもあるんですよ。

 さっきの「血脈のおかげ」でもない、というところにもかかってきていますね。


 長々何を書いてんだコイツは、と、そろそろ声が聞こえてきそうー。


 ええとですね。

 私が「この作品を書く為のモチベーション」をね、思い出させるというか、新しく付加しようとしている、というか。

 沼へ自分を引きずり込む為に、まずは自分のくずぶった気持ちを再燃させようといています。


「血脈至上主義の風潮のある作品群に、アンチテーゼ叩き付けろ」


 そう! 思い出せ! 私がこの世界観を考えていた時の事を!!

 私がこの世界観が書きたかったのは、ソレだろ!?


 なんでもかんでも「実は親が凄い人で、だからその子供や子孫である主人公が凄いんだよ」って、なんやねんソレェ!!!

 じゃあ何か!? 私が凡人で終わるのは、凡人の血を引いてるからか!?

 世間で活躍しているのは、活躍した人達の血を引いてるからか!?


 違うだろォ!?


 血筋なんて関係ないんだよ!!

 現実はそうなってるだろ!? なのに、なんでフィクションの世界では「血脈至上主義」なんだよ!!

 だから「転生」が流行るんだよ! 生まれ変わらないと血脈が変わらない! 夢見れない!

 違う! そうじゃない!! 誰だって活躍できるんだよ! 出来る事もあるんだ!!

 生まれを卑下するんじゃない! 生まれを誇るのでもない!! 自分の意志で自分が選んだものが自分を形作るのだ!!!


 それを表現したかったんだろ!? 自分!!!


 よし。

 ちょっと再燃した。


 いやね。

 どっかに書いたと思うんだけど、私のモチベーションって「怒り」である事が多いんだよね。

 勿論、萌えもあるよ。

 でも、萌えだけじゃない。それと同等の動機。

 それが「怒り」

 それをね、思い出させる事によって、モチベーションを再燃させようと思ってさ。


 この作品で、「血統主義へのアンチテーゼ」を表現しようとは思ってないけどね。

 そんな説教臭い作品はNo Thank You!

 あくまでエンタメ。でも、エンタメの下地に自分のポリシーを混ぜる。

 うん、いいね。素敵、その自己満足。


 よし。

 ちょっと怒りが再燃してきた。

 この世界観で話を作りたいというモチベがちょっと戻ってきたよ!!


 さて。

 怒りの次は「萌え」だよね。

 萌え。萌え。萌え。

 これが一番難しい問題だ……


 もったいぶっても意味ないから先に言うと「絆が芽生えた人物との離別」がポイント。

 今回の作品にも、これは入れたいと思っている。


 だってさァー。

 人生基本、離別じゃん? 全ての物や出来事と、出会って別れていくんだよー。

 死ぬ時なんかは、俗世全てのものとお別れするし。


 だから、ヒロインでもある千歳チトセさんと、絆を芽生えさせたのちに、離別させたいよね。

 うん。

 今のままだと絆が生まれない。生まれたとしても、なんだか読者が感情移入できひんやん。とってつけたようなイベントだし。


 ダメ、そうじゃない。

 これじゃ絆が浅い!!


 千歳チトセさんのキャラ云々じゃない。

 時間だ。主人公・八雲ヤクモと共有する時間が短すぎる。


 だとすると……?

 出会いから見直し?

 うん、それがいいかも。

 それにはまず「どうやって離別するのか」を先に考えないと。


 どうせなら、その「離別」と関係するような「出会い」がいいし。


 うーん。

 でもなぁ。

 うーん……


 いや、そこを考えるには、まだ早い気がする。

 自分の中の「温度」がまだ低い。


 ここで失敗すると、また「冷めて」しまう。

 自分を沼にハマらせる為には焦ってはいけない。少しずつ外堀をゆっくり埋めて、自分を「逃げられない」=「書かないと抜けられない」状態にしなければ。


 よし。

 じゃあ次は、オチを考える前に……


 ……どこから考えようかな。


 ゆっくりで申し訳ないけれど、次は「自分を沼に沈める為に次に何の外堀を埋めるのか」を考える事としましょう。


 読んでてか「あー、まどろっこしいなっ!!」って思うかもしれませんが……すみません。

 気長にお付き合いいただけると嬉しいです。


 それでは! 今回はここまで!! 以上!!!

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