8 前線にて

あらすじ>

ここは戦場。それも最前線、そんなところに配属された新兵を迎えたのは、いかにもベテランといった感じの兵士だった

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ああ、お前がうわさの新兵か。

聞いてるぜ?兵学校へいがっこうでは主席しゅせきだったらしいな。

なんでも、頭もキレる上に射撃精度しゃげきせいど実戦部隊顔じっせんぶたいかお負けらしいな。


なぁに、照れなくていいさ。

誉め言葉は素直に受け取っとくもんだぜ。

そんなことももうすぐできなくなっちまうかもしれないからな。


…いいや、悪いが脅しなんかじゃないぞ。

お前に用意された舞台ってのは、この地球上では一番踊りたくない舞台だぞ?

ちなみにだが前回の新人は3日で踊り疲れてご退場だったな。

今回のお前は何日だ?1年?それとも1日?


なんにせよ、配属はいぞくされちまったもんはどうしようもできん。

歓迎しよう、新兵。

偉大いだい祖国そこくの盾になる覚悟はいいか?

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