Re:port 2/相良 未来は、AI
「いや〜! にしても、良かったっスよ〜!
昨日の
やっぱり、元気が
「同意します。
まぁ……あなたの話を聞く限り、
調子が悪くなったタイミング的にも。
一体、何者で、何を考えているのやら……。
目的の
「……ご心配とご迷惑をおかけしました。
あと、何卒よろしくお願いします」
謎の女性との
今日も今日とて我らが書店をオープンした頃合いで、そんな言葉を二人がかけてくれた。
ありがたい事この
特に犬原に至っては、性格が似ているだけで親縁でも
「すみません。買取、お願いします」
などと安心していると早速、カウンターに、お客様。
綺麗な長い黒髪と、吸い込まれそうな青い瞳、そして空色かつオフショルのスリット入りワンピースが特徴的な、
と思ったら、また気持ちが悪くなって来た。
あ、あれ……?
俺、別にミソジニストではなかった
二人が、現実離れしたレベルで美人な上に、見た目といい印象といい服の色やデザインといい、俺のタイプ盛り沢山だからか……?
「な、
「顔色が優れないです。
もしや、彼女が……?
一旦、バックヤードか休憩室で休まれた方が……」
ハッと我に帰った俺は、自身の心に鞭を打ち、笑顔を必死に
どんだけアレな顔してたんだよ。
普段は鈍い犬原にまで見抜かれるとか、相当だぞ。
「平気、平気。開いたばっかで迷惑かけねぇって。
サンキューな、二人共」
正直、かなりキツい。
でも、このままじゃ
そんなん、給料泥棒も
昨日に続き深呼吸し、気持ちをリセットする。
分かり切ってはいたが、それだけでは気分の悪さが直らなかったが、気合いは入ったので、臨むとしよう。
「お待たせ致しました。
いらっしゃいませ。
お売り頂ける物でよろしいでしょうか?」
「はい。お願いします」
クールな女性は、これまた大人っぽい肩がけ鞄から、数冊の本を出す。
俺は、それに
気の
いや……間違い無い。これは、あの時に販売した物だ。
ラベルも、値段も、状態も、完全に一致してる。
一体全体、どういうトリックだ……?
「あ、あの……差し支えなければ、お教え頂きたいのですが……。
ご兄弟など、いらっしゃいますか?」
「あら? お兄さん、私に興味が有るのかしら?」
言いつつ、彼女は
その所作が、実に色っぽかった。
「い、いえ……そういうのではなくてですね……。
決して
あ、でも、だからといって、興味が皆無という訳でも……」
「うふふ。可愛い人。
嫌いじゃないわよ」
惑わされながらも作業の手は止めず、俺はスムーズに査定結果を出し、了承を頂く。
そう。ドギマギしてはいるものの、ここまでは、割りかし順調だったのだ。
「では、こちらに必要事項をご記入頂いた後、ご本人様確認書のご提示をお願いします」
そこがターニング・ポイントだった。
それまで大人びた雰囲気を醸していた彼女のメッキが剥がれた。
「……えっ?」
「え?」
「え、えっと……ちょ、ちょっと待ってください……」
そう言い少し距離を取り背を向けると、彼女はスマホを取り出し小声で電話を掛ける。
「ちょっと、リア……。聞いてないんだけど……。
……え、そうなの? 先に言ってよ、もう……。
……名前? あー……考えてなかった、どうしよっ……。
……
……分かってるって。ちゃんとストバで買って帰るから……。
うん、うん……。じゃあ、また
最早、別人なまでに印象がガラッと変わった女性。
彼女は、再び俺の前に立ち、鞄から財布を出し、その中に入っていた保険証を用紙の横に置き、それを見ながら記入欄を埋めて行く。
おいおい……どこまで怪しいフラグを乱立して行こうってんだよ……?
てか、
ブラック・リスト入り待った無しじゃねぇかよ……。
諸々、
「お兄さん。終わったわよ」
「ひゃ、ひゃい!?」
余計かつ、ともすれば失礼に当たる
俺は、またしても奇声を発しつつ、保険証と記入欄を照らし合わせ、確認する。
どうやら、偽物ではないらしい。
と思ったら、住所だけが未記入だった。保険証にも、用紙にも。
そして、何より不思議な事に、俺と生年月日が一つ残らず一致していた。
「あ、あの……」
「住所よね? ごめんなさい。
私、まだこっちに来て日が浅くて、自宅が無いのよ。
ただ、授受ミスとかさえ無ければ、特に記入してなくても平気なのよね?」
「え? ええ、まぁ……。
それと、お誕生日……」
「別に不思議でも
あなたと私は、互いに生まれた頃から、運命共同体、一心同体なんですもの」
「話はそれだけ?」とでも言う
俺の本能、直感が派手にアラートを鳴らす。
これは、深追いしたら
やはり不可解な点が多い、というかそれしか無いが、ここは引くべきだと。
最低限の情報は抑えたし、保険証は間違ってなかったのだから。
「……畏まりました。失礼致しました」
「結構よ。進めてくれるかしら?」
「承知いたしました」
不承不承ながらも、俺は残りの作業を終え、彼女にお金を渡す。
「ありがとう。また
受け取った
「ぐっ……」
回復した
が、崩れる前に即座に、冴島が支えてくれた。
続いて、犬原も駆け付け。
二人は俺の両腕を
「ナイスファイトっス、
自分、感動したっス!
ただ正直、こっちまで気が気じゃなかったんで、次からは控えて欲しいっス!」
「
恐らく、最初で最後です。
次からは、ご無理をなさらないでください。
あなたも、当店の貴重なマン・パワーなんですから」
「……了解。
自分の足だけで立てる
呼吸も落ち着いて来たタイミングで、改めて用紙を、サイクロ◯プスにでもなったかの
そして、脳に、記憶に、胸に焼き付ける。
どうやら因縁浅からぬらしい、その名前を。
「
※
「いや〜! 絶好調っスね、
「ふはははっ!もっと崇め奉れ!」
「よっ!
数時間後。
日本一とまでは本気で思ってないが、俺は本調子になりつつあった。
本を大量に選び過ぎて困ってる人が
オタク知識をフル活用し誰よりも早く目的のコーナー、商品にご案内出来てるし(結果「キミペディア」などと呼ばれ以下略)。
ゴミ出しも積極的に行くし、整理整頓も
我ながら、ここの業務も板についたものだ。
まぁ、勤続年数そこそこ長いしな。
っても、冴島にはまだまだ遠く及ばねぇが。
いつか
「ん?」
などと高を括っていると突如、誰かに裾を掴まれた。
振り向いた先には、桜色のワンピースを纏った、どこか
あ……と思うよりも先に三度、例の感覚に落とされた。
まるで、今にでも自殺したくなる
3度目にして、遅ればせながら正体が分かった。
これは、『自己嫌悪の念』、『自殺願望』。
とんでもない失敗したり、見て見ぬ振りしたり、やりたい事が思う
確かに俺は、普段から自殺願望は絶えず持っている(
でも、ここまで激しくなる
少なくとも、俺の思い付く限りでは。
なのに
「……平気?」
こちらの内側を読んだのか、女性が俺を案じてくれる。
いや……思い返してみれば、最初のオレンジの子も、水色ワンピのお姉さんも、心象は決して悪くなかった。
ただ、色々と疑わしかったし、接する度に気が触れてしまいそうになっていただけで。
……
この不調と彼女達の間に、何らかの繋がりが有るのは確定だし、彼女達自身にも何か関係、共通項が有るのはほぼ間違い無い。それまでに、あからさまだ。
でも、だからといって、何もかもを押し付ける訳には行かない。とどの詰まり、俺のメンタルが豆腐なのが悪いんだから。
優しいと思しい彼女達を、諸悪の根源にしてはならない。そうじゃなくても、求められた以上、俺は全力でサービスしなくてはいけない。
俺は今、職務を全うしているんだから。
「……平気です。
失礼しました。ありがとうございます。」
三人の中で特に小柄な彼女は、フニャッと笑ってみせた。
安堵したのだろうか。癒やし系だな、この子。ヤベ、妹に欲しい。
「お兄ちゃん」
「ぐっ……」
一時、胸で暴れる悪魔を忘れそうな高揚感に包まれるも、俺は気を引き締め、歯を食いしばる。
「は、はい。
「うん。あのね? どうしてお電話、くれないのかなー? って」
その意味を、意図を咀嚼するのに、数秒を要した。
やがて動きを取り戻した頃、恐怖と好奇心に突き動かされ、口が勝手に動いた。
「……どういう事でしょうか?」
少女の前に立つ俺は、さぞかし滑稽だった事だろう。
しかし、それでも俺は、知らなくてはいけない。
「
どうして、お電話してくれないの?
お兄さん、お休憩してないの?」
「……」
こいつは……
三姉妹で同一人物を演じて、俺を
まだ得体は知れないが、明らかに、何かが常軌を逸脱している。
第一、そんなドッキリを水面下で準備してくれそうな気安い相手なんて、職場の同僚や家族を除けば、俺には存在しない。
「……お客様。
差し支えなければ
誓って、悪用はしないので」
頼む。頼むから、そんな狂気に満ちたホラー展開には突入しないでくれ。
ただでさえ怖い物は苦手だし、それが現実に起こるだなんて勘弁だし、フィクションのドロドロは好きではあるが、実際に巻き込まれたいかって言われたら当然、答えはノーだし。
冗談抜きで死にもの狂いで祈るも、どうやら
「
運命は、俺に仇なした。
罪状を、目的を俺に明かさないまま、実に残酷な、罰を与えた。
「はい」
俺が何も言えず固まっていると、彼女は自分から保険証を提示した。
寸分違わず、先程の大人っぽい女性が出した物と、一緒だった。
「ヒィッ!!」
自己嫌悪の念すら打ち消した恐怖心が侵略され、俺は大きな悲鳴を上げ腰を抜かし、後ろに倒れる。
不幸中の幸い、その先には誰も
「
「
ピンチに気付いてくれたのか冴島、犬原がほぼ同着で来てくれた。女性がワンピースを着てるという事実、そして俺の尋常じゃないリアクションから、二人は
先に動いたのは、冴島だった。彼は犬原を見て、即座に指示を出す。
「犬原さん。すみませんが、私と一緒に
もしもの時の
「わ、分かりました!」
空気を読んだのか、犬原が
改めて、痛感した。これは、只事じゃないと。
「お客様。誠に申し訳ございませんが、
お手数ですが、ご同行頂けますか?」
「ご同行?」
かといって、あんまり幼稚な表現にすると、反感を食らう恐れが有る。
そんな板挟みに遭ったのか、冴島が思いあぐねていると。
「
「あー。リアー」
新たに、彼女の関係者と思われるバリキャリ風の女性が現れる。
彼女は
「失礼致しました。
私、こちらの養護施設で働かせて頂いております、
この度は私の監督不行き届きにより、当施設の子が数日に渡って何度もご無礼を働き、誠に申し訳ございません。
つきましては、今回の分も合わせ、
「「「……」」」
慣れてると取るか、
普段は細かい事を気にしない犬原すら若干、引いてるレベルて……。
それに……
この、桐谷さんとかいう保護者? が現れてから、ずっとだ。
っても、まぁ……現状、誘いに乗るしか無いし、こちとら事情を把握したい
そんな感じの意思疎通をアイ・コンタクトだけで済ませた
「失礼しました。
一緒に、来て頂けますか?」
「はーい」
少女は、実に
こうして俺達5人は一路、休憩室へと向かう。
何か底知れない、ヤバい予感を拭い去れないまま。
※
「ベジ……
マネージャー・ルーム(通称マネルー)に案内され着席した桐谷さんが、出会い頭の謝罪の次に噛まして来たのは、あれすらもジャブ程度に霞んで見えて来る、重く鋭いストレートだった。
聞けば彼女、
彼女の言動の所々に常識の欠如が見られ、彼女との間に一回り分のジェネレーション・ギャップを覚えるのは、それだけの時差、精神の成長差、勉強不足が有るが
その間に彼女の両親は旅立ってしまい、親戚をたらい回しにされた果てに身内には見捨てられ、最終的に施設に保護されたのだとか。
通りで、施設に居る割には、俺と変わらない年齢だった訳だ(
確かに、ちょっと変わってはいるが、まるで話が通じない訳ではなかったので、不思議に思ってはいた。
「わー♪ 犬原、ナオくんの次に
「いやいや〜!
自分なんて、
「え〜!? あの鉄仮面も、スクステやってるの〜!?
ウケる〜♪ ギャップ、ヤバ〜♪」
……
これ、
てか、最初に話した時のが
あと一々、俺を例えに出してアピールするの、止めて欲しい……。多分、俺がプレイしてる
あーでも、この子ならアカウント特定されてても
「……っ」
「さ、冴島さん。ドー、ドー」
「誰が祭田ゼッ○ですか」
こめかみに怒りマークを浮かべかけていた冴島に、冷静さを装いつつ声をかける。
向こうは、あたかも平静かの
業務に関係無い私語を快く思わない冴島が、仕事中に特撮絡みのツッコミ入れてる時点で、完全に仕事モードが解けかかってるし。
あー……でも一応、打刻は(他のスタッフに)切って
犬原も、
巻き込んだ側は、どうにも危機感というか責任感というか、自覚が薄い
いや……でも彼女には悪いが、ああでもして大人しくしていて貰った方がスムーズに進行するか。
「……すみません、
などと失礼な事を考えていると、頭を押さえつつ桐谷さんが、今度は好意的な印象で、自然に詫びて来た。
なるほど。
少しイメージ変わったわ。
「い、いえ。
それより、続きを」
「はい……」
少し沈んだ
4年前に目覚めた彼女は、10年以上も時間が経過している事、そして両親が
それでも、桐谷さんを始めとする施設の人達の支えを受け、長く苦しいリハビリに耐えた。
そして、それ以外に彼女を助けていたのが、誰を隠そう……俺らしい。
「施設の子供達や職員が、こぞって似た
『この本屋に勤める
『
と」
「は……はぁ……」
という事らしい。
っても、俺は別に特別扱いなんて不平等な事はせず、誰に対しても普通に振る舞って来ただけだし、その職員さんや子供達の顔や名前すら、俺は特定出来ないんだが……。
今まで、そういった補足を受けた事が無いし……。
ここまでは理解した。
でだ。
「それで?
「思春期の女子には、よく有るではないですか。
そういう、
「まぁ……ですね」
「では」
「彼女は
「
お年頃の
「……その割には少々、色々と手が込み過ぎていた
演技に設定、特に身長なんて、どう言い訳しても説明が付かない気が……」
「頑張ったのです。彼女なりに。不器用なりに」
いやいや、
最初と最後は大した差が無いから
高いヒール履いてたとかならまだしも、思いっ切りスニーカーだったじゃねぇか!
てか、スリットから普通に、背伸びすらしてない素足が見えてたじゃねぇか!
シークレット・シューズでも、あそこまでの偽装は
あっちもそうだけど、この人もこの人で、違う意味で、
てか犬原、
「「……」」
俺と冴島は再びアイ・コンタクトを取り、納得し合った。
この件については、これ以上、触れてはならない、タブーだと。
かといって、彼女絡みの
動くに動けない。もしやこれ、デッド・ロック状態では……と
その時だ。「さて」と、桐谷さんが切り出して来たのは。
「こちらからの要求は、一つだけです」
ホッとしたのも束の間、どうにも
おいおい……この期に及んで、何を仕出かそうってんだよ……。
「……要求?」
「単刀直入に言います。
あなたに、あの子とデートをして欲しいのです」
……は?
「はぁぁぁぁぁ!?」
思わず立ち上がり、声を出してしまう。
しかし、冴島でさえ口をあんぐりと開けている辺り、俺の反応も、一般的には、それほど不自然ではないだろう。
「デート!?」
と、そこに来て初めて
っても、駆け寄った先に
「デート出来るの!?
ナオくんと!?
やった〜♪」
「ええ。そうよ、
「よく分かんないっスけど、おめでとうございます!
「犬原ぁ!?」
ただでさえカオスな状況で、よく分かんない状態で、味方のお前まで火に油を注いでんじゃねぇよ!?
いや、でも、ここまで
「デート、ですか。
その真意をお聞きしても?」
引き攣った笑みを見せながら、感情や勢いに流されずに、気丈に振る舞う冴島。
撤回する、そっちも
こっちにも
「簡単です。
この子は上述の経緯により、初恋すら迎えていないのです。
だからこそ、良い面ばかり聞かされ、間接的に救いとなったあなたに、必要以上に憧れを抱き、理想を重ね、一方的に押し付けているのです」
「そんな事、無いも〜ん。
ナオくん、カッコいいも〜ん」
「こんな風に」
……イレギュラーさえも証拠にしやがった。どこまで
いや……予期していた?
どこまでも恐ろしい人だ……。本来なら、
「
もしあなたが、噂に
個人的には、これが現時点で最効率、最適解、最速だと思うのですが、
……この、提案してる
どうやら、もう桐谷さんの中では、俺達のデートは決定事項らしい。
「……分かりました、
そのデート、私も同行させて頂きます。
保護者であるあなたの前でこんな発言をするのは大変に不本意であり、誠に申し訳ありませんが、私はどうにも、その方を一人で自由にさせるのか
そう最低限、確約して頂けるのであれば、店長代理として、特別措置として許可します」
「……」
危なかった。
そして……もう少しで、泣いちまう
「そういう事なら、自分も乗ります。
自分も
てか、今の今まで大した事出来てないし、そういうの抜きにしても、恩返しも兼ねて、
「……っ!」
やっと状況を正しく理解してくれた犬原から二発目の不意打ち(てか
俺は
けど、泣いてばかりもいられない。
俺の仲間が、こんなダメダメな俺を信じてくれている、大切に思ってくれているんだから。その気持ちに、応えないと。
そう決意した俺は、
「……受けて立ちましょう。その挑戦。
今度の休み……四人で、デートしましょう」
こうして俺は、突拍子も無い形で、人生初のデートを決行する
それも同僚二人や、AIみたいな少女と共に。
※
「一ニ年も寝てたのに四年でリハビリが終わるなんて、釣り合ってなくないか?」
「最初に謝る事でマウントを取り、彼女の辛い秘密を明かした事で同情を買い、完全に自分のペースで事を進めてないか?」
「やっぱり身長とか、運命共同体とか、生年月日が丸っきり被ってるとか、おかしくないか?」
「そもそも、
今になって思い返してみれば。
俺はこの時点で、そんな
危機感を持ち、もっと色んな可能性を視野に入れた上で臨むべきだったのかもしれない。
それこそ接客、同僚と絡むみたいに、彼女に対しても普通に。
もしくは……そんな
あらゆる嘘と思いの裏に隠されていた、
それは、俺のみならず、この世界の誰もが想像もつかない物だったのだから。
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