第80話

《連れて行って欲しいのよねぇ……👄✨💕

 めくるめく『アッチの世界』へ……》

 あでやかな濡れた朱唇が、今にも僕の唇に触れそうだ。


「あ、ああ、あァ~……😳💦💦」

 めくるめく『アッチの世界』だってェ……

 いったいどんな世界なのだろうか。



 眩暈めまいにも似た快感の渦が僕を飲み込んでいった。



《どうしたのォ……👄✨💕 ボクちゃん❓

 おラン合体ジョイントしたいンでしょォ……》

 かのじょは、僕を挑発するように舌で紅い唇をうるおした。


「う…、ううゥ……💦💦

 お、おラン……😚✨💕💕」

 堪らず、僕はセクシードールの柔らかな唇に自らのモノを押しつけた。


『ン……』柔らかな唇の感触に胸が躍動おどった。


 何度、キスをしても馴れる事はない。


 まるで初めての口づけだ。

 心臓が早鐘のように胸を叩いた。



 しびれるほど甘美でとろけるような蠱惑こわく的な匂いに僕はクラクラしてきた。



 ゆっくりとぬめるような舌が僕の口の中に挿し込まれてきた。




『ああァ~~……』媚薬にも似た甘い蜜が口じゅうに広がっていった。

 彼女の舌がエイリアンの触手みたいに僕の舌に絡みついた。



 その瞬間、また何かが弾けたように、目の前に白い閃光が走った。



『あ、ああ、ああ、あァ~~ーー❗❗❗❗』

 全身を快感が突き抜けていった。


 

 また脳内のデータがハッキングされていくようだ。




 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

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