第79話 セクシードール お蘭《ラン》

《さァ~、本当の事を知りたいのなら……

 私にキスをしなさい……👄✨💕💕》

 セクシードールおランの濡れた紅い唇が無性に妖艶なまめかしい。


「えェ……❓❓ キ、キスを……」

 思わず、僕は彼女に聞き返した。


《あァ~ら、ボクちゃん……✨👄✨💕💕 

 いちからキスの仕方も教えないと解らないのかしらァ~……❓❓》

 媚薬のような甘い吐息が僕の鼻孔をくすぐった。


「え……😳💦💦」いちからキスの仕方ッて……


《フフ……✨👄✨💕 だからボクちゃんは、いつまで経っても童貞チェリーボーイなのよォ…❗❗❗》


「ううゥ……😳💦💦」

 さすがセクシードールだ。


 顔は清楚な美少女なのに、ヤケにビッチなモノ言いだ。



《どうしたのォ……👄✨💕 ボクちゃん❓

 教えて欲しいンでしょォ……》


「あ、いや……😳💦💦💦 そりゃァ~……」

 躊躇ためらいながらも頷いた。

 一気に、心拍数が上昇していく。


《フフ……👄✨💕 連れてッて欲しいのよねェ…… めくるめく『アッチの世界』へェ……✨💕》

 あでやかな濡れた唇がすぐそばまで接近した。


「あ、ああ、あ、あァ~……😳💦💦」

 眩暈めまいにも似た快感の渦が僕を飲み込んでいった。





 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

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