第56話

「キャッキャッ❗❗ おユウの好きな甘いお菓子ィ~ーー❓❓」

 少女のように飛び跳ねてよろこんだ。


「ああ、そうだ。おユウの喜ぶ顔が見たくてなァ~❗❗ 全部、食べても良いぞ❗❗」

 玄白も嬉しそうに微笑んだ。


「キャッ、ホントォ~ー😆🎶✨」

 ピョンピョン跳ねながら、お菓子の包みを持って部屋を出ていった。

 しかし途中で引き返し、襖から顔だけ出した。

  

「あァ~~ー❗❗ でも…、源内センセェも玄白センセェも、おユウが居ない間に、おランに変な事をしちゃ、ダメだよ❗❗」


「え……❓❓」変な事ッて……

「お前じゃねぇ~ンだから…… するか。

 変な事なンてェ……❗❗」

「フフ……」玄白も苦笑した。


「キャッキャァ~ッ」全く箸が転がっても可笑しい年頃なのか。お菓子で良くあれだけはしゃげるモノだ。


「ン……😔💦💦💦」

 ようやくやかましいユウが台所へ立ったのを見計らい、僕は玄白に向き直った。


「ちょっとばかり…… 玄白センセェに聴いて貰い対事が有るんだ」

「おいおい、なんだ…… 源内❓❓

 改まって、いつものように玄白ッて呼び捨てで良いよ」


「あ、そうか、実は……」

「どうした❓ 借金か…… カラクリ屋敷をくわだてて、井筒屋からンだろォ~ー……」


「え❓❓ カラクリ屋敷……」

 なんだろう。そう言えば、蔦屋の旦那もカラクリ屋敷の事を言っていたが……




 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆


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