第46話 うまい言い訳が

 おランの紅い唇を舌を差し出し舐めた。

 ゆっくりと舌を挿し込もうとしたその時、背後から叫び声が響いた。


「あッあァ~~~ーーーー❗❗❗❗

 センセェェ~ーー❗❗❗❗」

 おユウの悲鳴にも似た絶叫だ。


「えェ~ー……❓❓」思わず、僕はけたたましい悲鳴がする方へ振り向いた。


 またたく間に、おユウが僕とランの元へスッ飛んできた。


「もォ~ー、何してるのよォ~ー⚡😡⚡✨✨

 センセェ~ーー……❗❗❗❗❗」

 おユウが飛び込んできて、無理やり僕とランの間に割り込んだ。


「いや、別に…、何も……😅💦💦」してなくはないけど……

 一回だけ、ちょっと挨拶程度のキスをしただけだ。


「ハッハハ……😅💦💦」

 うまい言い訳が思いつかず、笑って誤魔化そうとした。


「もォ~ー、ヒドィ~ーー❗❗

 おユウランに、チューなんてェ~ーー……❗❗❗」

 ユウは、背中のランを庇おうとして両腕を広げてガードした。


「いやいや、別に、お前のおランじゃないしィ~ーー……❗❗❗

 チューなんてしてないよォ~ー……❗❗」

 ここは、なんとしてもキスした事は否定しておこう。


「してたわ❗❗ おユウはちゃんと見てたモノ❗❗」

「い、いや、違うンだよ…… そ、そう…、起動スイッチだよ」


「ン…、起動……スイッチッて❓❓」

「おランが動くかどうか、口の中を確かめていたンだ……」

「え…… 本当にィ~ーー……😒💦💦💦」

 まだ横目で睨んで疑っているみたいだ。


「あ、ああァ~…… 本当だよ……❗❗

 ほら、見てみろよ❗❗❗」

 おランの紅い唇が、かすかに開いて一層、なまめかしい。


「ン……😒💦💦」

 おユウは不満げな顔をして、また少し僕を睨んだ。





 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

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