第44話 セクシーアンドロイド

 妖しいほど白く妖艶なまめかしい腋の下だ。当然、セクシードールなので無駄毛の処理など不要だ。

 世界一、美しい腋の下だろう。


「うッ、うゥ~……😳💦💦💦」

 見ているだけで異様に興奮してきた。


 何しろ僕は、無類の『ワキフェチ』だ。ミニスカートから覗く健康的な太腿よりもテンションが上がるかもしれない。


 当初、自分だけ可笑しいのかと思ったが、かなり『腋フェチ』は多いと聞いた。


 かつて、元トップのグラビアアイドルが写真集の表紙に、腕を上げ腋の下が映るようなポーズを取ると、1.5倍は売上げが違うと言っていた。


 それほど『腋フェチ』が多いのだろう。

 腋のくぼみに鼻面を突っ込み、クンクンと匂いを嗅いだ。

 もちろんセクシードールなので無味無臭だ。


 いや、どちらかと言えば甘いピーチのような匂いが漂ってきたかもしれない。

 セクシーアンドロイドなので、何かしらのフェロモンが分泌されているのだろうか。


 やたらと下半身が興奮してきた。


『ゴックン……😳💦💦💦』無性に咽喉が渇いた。いくら唾を飲み込んでも渇きをやせない。


 ゆっくりと腋の窪みに口づけをし、舌を這わせ、丁寧に舐めていった。


 こんなハレンチな事は、よほど馴れ親しんだ彼女でなければ出来ない。


 AV嬢によっては、股ならいくらでも開くが腋の下をさらす方が、ずっと恥ずかしいと言う女優もいたくらいだ。 


 たぶん恥ずかしいと思うからこそ、余計、興奮してくるのだろう。

 羞恥心こそがエロティックの極みだ。


 もちろん彼女いない歴、生まれてからずっとの僕が、こんな淫靡みだら傍若ぼうじゃく無人な変態プレイを彼女に頼めるはずもない。


 セクシードールおランだからこそ許される行為だ。


 充分、腋の下を楽しんだ後、おランのプックリとした肉厚の紅い唇が気に掛かった。


『ああァ~…… キスがしたい』

 しびれるような快感が全身を突き抜けていった。

『ああァァ~~ーー~……✨💕💕💕』


 



 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆



 


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