第39話 巨乳のセクシードール

「ケッケケェ……😆🎶✨ じゃあな……

 源内❗❗ 何かあったら、何時なんどきでも良いからしらせろォ~❗❗」

 また豪快に笑って、挨拶がわりに僕の股間をギュッと掴んだ。


「ちょッ、ちょっと……💦💦💦

 痛いですッてェ~ーー……😣💦💦💦」

 冗談にもほどがある。何で、いちいち僕の股間を握るのか。

 いったいどこの種族の挨拶だ。


「ケッケケェ……😆🎶✨ おユウも頼んだぞ❗❗❗」

 機嫌よく旦那は帰宅していった。


「ハイ、解ってますゥ~ー! 旦那❗❗

 お疲れ様ァ~~ー😆🎶✨」

 ヤケに元気よくユウは玄関まで見送り、ペコリと頭を下げた。

 流麗な茶髪のツインテールが揺れた。


「うう……」僕は言葉をうしない茫然自失だ。

 どうやら、僕の知っている歴史とは若干、ズレがあるようだ。いや、若干どころではない。

 かなり大幅にズレているのかもしれない。


 何しろ、蔦屋の旦那が写楽の存在を知らないと言うのだ。



 このままでは…… 

 非常にヤバいことになる……



『うう…… 写楽が居ないなんて……』

 僕の頭を悩ませた。


 しかし写楽の件は、ひとまず置いておく事にしよう。




 取り敢えず、向こうの寝室の布団の上に寝かせた【セクシードール おラン】をどうにかする方が、先決だ。



 あの妖艶なまめかしい巨乳のセクシードールを思い浮かべるだけで、胸がときめいた。


 蔦屋の旦那を見送ると、すぐさまユウは愉しげに玄関からおランの元へ飛んでいった。


「キャッキャッキャァ~~ーーッ😆🎶✨」

 まるで小学校の廊下を走り回る美少女のようだ。


「ちょッ、ユ、ユウ~ーー❗❗

 待てよ❗ おラン悪戯ワルさをするなァ~~ーー❗❗」

 即座に、僕もユウを追いかけて忠告した。


 お転婆てんば娘のユウは予測不能だ。いったい何を仕出かすか解らない。





 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

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