第32話 【セクシードール お蘭《ラン》】

「ケッケケェ~ーー……😆🎶✨

 頼むぜェ…… 源内ィ~ーー❗❗」

 またバカ笑いし、蔦屋の旦那は遠慮なく僕の股間を握ってきた。


「ちょッ、ちょっとォ~ー……❗❗❗

 解りましたよォ~ー❗❗❗」

 そんなに股間を掴むな。


 まったく仕方がない。渋々、承知した。


 ここで、無下に蔦屋の旦那の頼みを断れば二度と、この【セクシードール おラン】を触れないかも知れない。


 さすがに、それは勿体もったいない。

 せっかく巨乳美少女アンドロイドのオッパイを心行くまで堪能するチャンスがあるのだ。


 何しろ僕は童貞チェリーボーイだ。

 風俗にも行った事がないので、満足にオッパイを揉んだ事もない。

 こんなチャンスは、またとない機会だろう。


 たとえセクシードールを直す事ができなくてもトライするだけでも価値がある。


 こんな巨乳セクシードールのオッパイを揉んだら、いったいどんな気分なのだろう。


『ああ……😳💦💦』

 じっくりと触って舐めて、揉んで、しゃぶって感触を確かめてみたい。


 もしこれが精巧に出来たセクシードールだとすれば、もちろん他の『秘密のポケット』の方も本物と同じなのだろうか。


『フフ……😌💦💦💦』妄想しただけで頬が紅く染まり、下半身が熱く火照ってきた。


「ン…、どうした❓❓ 源内……」

「え……😳💦💦」


「センセェ……😆🎶✨ 変な事、考えてるのねェ……」

 美少女のおユウが無邪気に僕の股間へジャレついてきた。


「ちょッ、ちょっとォ~ー、おユウゥ~ーー❗❗❗ 

 どこをイタズラするンだよ……」

 今、そこは緊急事態なんだって……


「キャッキャァ~~ーッ😆🎶✨💕 センセェ…… 何、コレェ……✨✨💕💕」

「わ、わ、わァ~、止めろッてェ……」

 まったく厨二病か…… コイツは……


 ようやくイタズラッを引き離した。


「わ、解りましたよ…… 蔦屋の旦那……

 僕に、しばらくこのセクシードール……

 いえ……、この【カラクリ人形】を預からせて下さい❗❗❗」

 僕は蔦屋の旦那に頭を下げた。


 もはや迷うことはない。


 どうせ、僕は一度は死んだ人間だ。やりたい事は全部やっていこう。

 


 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

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