第21話

「センセェ~ーー……✨💕💕

 おユウもセンセェとチューしたいィ~ー✨👄✨」

 可愛らしく僕に抱きついてきた。

 また柔らかな胸の膨らみが押しつけられ、僕は困惑してしまった。


「うゥ…ン……😳💦💦💦」

 さっき僕からキスをしたいと言ったのに、美少女から迫られると途端におくしてしまう。

 どうして、こうも僕は臆病ビビりなのだろうか。


「さァ~、チューして……✨👄✨✨

 今してェ…✨✨💕 すぐしてェ…✨✨💕💕

 いっぱいしてェ……👄✨✨💕💕」

 さっきまでとはうって代わり妙に、アッケラカンとして元気だ。

 まったくムードが足りない。


「あ、いや、そんな催促されても…😅💦💦」

 もう少しロマンティックにお願いしたいモノだ。


「さァ~、いざ、尋常に勝負❗❗❗

 どこからでも掛かって来い❗❗」

 おユウは唇を尖らせた。


「いやいや…、尋常にッて、別に、かたき討ちの果たし合いじゃないんだから……」

 どんなんだよ……


「よぉ~し、来い❗❗ おユウが受けてたつぞォ~ー……😆🎶✨」


「わ、解かったから、はしゃぐなよ❗❗

 じゃ、まず目をつぶってくれよ」

 大きな目で見つめられては恥ずかしくてキスが出来ない。


「うン……👄✨✨」コクリと小さく頷き、おユウは目を瞑った。うっすらと涙が滲んでいた。やはり無理してはしゃいでいたのだろう。


「ゴックン……😳💦💦」生唾を飲み込んだ。

「ユ、ユウ……」僕は、ゆっくりと顔を近づけていった。


 柔らかな唇が触れあった。

『ン…、やったァ~』キスをしたんだ。


 

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