第20話 チュー✨👄✨✨

 おユウの大きな瞳からポロポロと涙がこぼれた。

「フフ……😅💦💦 泣くなよ……」

 恋愛経験がとぼしいので女子に泣かれると、どうやってなぐさめて良いのか困ってしまう。

 優しく頬を撫で、彼女の涙を拭った。


「ン…、センセェ…… お願い。死んじゃ、ヤダよ……」

「フフ…、もちろん平気だよ。僕は、死んだりしないから……」

 彼女を元気づけようとして、明るく笑顔を浮かべ抱きしめた。


「だって…… だって…、源内センセェが、このまま死んじゃったら……😢💦💦

 おユウは、またひとりになっちゃう……」

 またポロリと大きな瞳から涙がこぼれた。

「大丈夫だよ…… 絶対に、おユウをひとりにはしないから……」

 優しく華奢な彼女の身体を抱き寄せた。


「本当に…… おユウをひとりにしちゃ、ヤダよ」


「ああ……、絶対、おユウを残して、ひとりにはしないよ……

 だから、安心して❗❗」

 僕はギュッと、おユウを抱きしめた。


 きっとこのは僕にも言えないくらい辛い目に遭ったのだろう。

 こんなはかなげな美少女をひとりには出来ない。

 このを助けなければ……

 そして、助ける事が出来るのは、僕だけだ。

 また優しく彼女の頭を撫でた。

 涙で濡れた頬に唇を寄せ訊いた。


「ねぇ、ユウ…… キスして良い❓❓」

「え……❓❓ キスッて、何……」

 ポカンとした。

「あ、そうか……」この江戸時代では、『キス』の事を何て言うのだろう……


「ンゥ~…、その…、キスッて言うのは……

 唇と唇を重ねる事だよ……😳💦💦💦」

 彼女に説明するだけで、恥ずかしくなって頬が熱く火照ほてった。

「じゃ、センセェ、おユウとチューしたいの……✨👄✨」


「ああ……、そうだ…… チューだ。

 ねぇ、チューして良い……❓❓」


「うン…… おユウもチューしたい。センセェとチューしたいィ~✨👄✨✨」





 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

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