第16話 仔猫のように……

 僕たちは敷きっぱなしの布団の上に向かい合って腰を下ろした。


「あ、そうだ…… すっかり忘れてた!!」

 もうひとつ、おユウに確認しておかないと……


「ン…、何よ…… センセェ……❓」

 美少女は小首を傾げた。


「ねぇ、ここは…… 何処どこなの❓」

 包帯の上から頭に出来たタンコブを手で撫でた。かすかに痛んだ。


 さっき垣根から見た光景では、何処なのか皆目、見当がつかない。

 都心からだいぶ離れているのだろうか。



「え…… どこッてェ……❓」

 また可愛らしく小首をかしげた。そんな仕草もどこか、憧れのアイドル 高原ユウに似ていた。


「いや、あの…… ちょっと、頭を殴られて記憶が曖昧なんだ……」

 適当に誤魔化した。ここで、彼女にタイムスリップの事を説明しても信じて貰えないだろう。



「ン…、大丈夫……」

 心配そうに僕の怪我した辺りを覗き込んだ。



「あ…、あの…… ここは、のどの辺りかな❓」

 周辺を見回した。当然、見覚えのない。

 さいたま市に近いのだろうか。


「え、『とうきょう』ッて…、何……❓」

 

「え……❓❓ ああ…、そうか」江戸時代にまだ東京は存在していない。


 彼女もウソをついているようには見えない。



「ン…、まだ東京じゃなくッて……

 ここは……、ええッと、江戸なのかな?」

 少し考えながら訊き直した。


「うん……😆🎶✨ そうだよ。

 ここは神田橋本町の源内センセェのお屋敷よ」

 美少女は、ニコニコして応えた。


「ン…、なるほど……😔💦💦」神田か……

 古本屋街で有名な所だ。

 近くに知り合いが住んでいたので何度か、訪れた事があった。


 しかし当たり前の話しだが、今の町並みとは全然、様相は違っていた。


「ねぇ、痛いの❓ 頭が……」

 ユウは、まるで仔猫のように僕の胸にジャレついてきた。


「あ……😳💦💦」小さく呻いた。

 思わず、僕は彼女の華奢な身体を抱きしめた。偶然にも手が美少女のプリンプリンした桃尻を揉むような態勢になった。


「あッあァ~ン…👄✨✨💕」おユウがピクッと身体を反応させ小さく喘いだ。

 何となくエロチックだ。


「うッうう……😳💦💦💦」

 一気に、僕も身体じゅうが火照ほてってたかまった。


「フフ……、どこに手をやってるの❓

 やらしィ~んだ。センセェ……👄✨💕」

 甘い吐息が僕の頬を撫でていった。


「べ、別に……😅💦💦 たまたまだよ……」

 かすかに返事が震えてしまった。

 だが手は離す事が出来ず、そのまま美少女の桃尻を撫でていた。


『ああ……😳💦💦』なんて、プリンプリンした桃尻なんだろう。

 ずっと、こうして撫で回していたい。

 一気に心拍数が上がり、興奮で全身が震えてきた。


 


 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

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