第13話 天誅ゥ~ーー❗❗❗❗

「わかっているのよォ~ーー……❗❗❗ 

 センセェがウソをついている事は❗❗❗」

 美少女の大きな紺碧の瞳が妖しく光りを帯びた。

 上から見下ろし、小悪魔みたいな微笑みを浮かべた。


「えェ……❓❓ な、何で……」

 確かにこの美少女の言う通り、僕はウソをつくのが下手だ。


 ウソをついても、すぐ顔に出てしまう。


 おそらく浮気をしても即座にバレてしまうタイプだ。

 もちろん今までの僕は浮気をするほどモテないので、そんな心配はなかったのだが……



「フフゥ~ン…、センセェは、ウソをつくと鼻の下に汗をかくのよ……😌✨✨✨💕

 ホラ、ここにィ……✨☝✨✨✨」

 ひと差し指で僕の鼻の下を突っついた。



「あ……😳💦💦💦」そうなのか……

 鼻の下を突っつかれると妙にくすぐったい。



「フフ……✨✨ 何をしたのォ~ー…❓❓

 ねぇ、あのギツネと……❗❗」

 ユウは、疑いの眼差しで見つめ問い詰めた。



「あ…、い、いや、何もしてないよ……」

 かすかに首を振った。

 だが、ウソなのは明らかだ。微妙に声がうわった。


「はァ~~ー……❗❗❗❗ 

 ウソをつくなァ~~~ーー……✨😡⚡」

 突然、怒鳴って、プリンプリンした桃尻を僕の下腹部へドスンと落としていった。



「うッぐゥ~ー……😣💦💦💦」

 今度は、ボディブローのように強烈な衝撃だ。

 思わず僕は腰をかがめ、小さく呻いた。


「じゃ、センセェ……✨✨💕💕

 チューしたのねェ……👄✨✨💕」

 

「えェ……😳💦💦」チュー……❓❓

「ハッハハ…… あのォ~ー、それは……」

 何と応えれば、この場が丸く収まるのだろう。


「チューしたんでしょォ~ー✨❓❓

 そォ~なのねェ。チューしたのねェ……❓

 どんなチューをしちゃったの……❓❓

 スゴくいっぱいしちゃったのォ……❓❓

 さァ~…、おユウに教えなさい❗❗」


「あ…、いや、それは……😳💦💦」

 困った……

 確かに、チューした事は事実だ。


「何回、チューしたの❓

 そんなに何回もチューしたのねぇ❗❗

 激しくチューをしちゃったのォ~❓❓

 ねぇ、スゴく興奮しちゃったのォ~❓」

 徐々に、追求がきびしくなっていく。

 真綿で首をめつけるような気分だ。



「いや、そ、そんなに何回もしないッて……

 たったの一回だけだよ……」

 何度も首を振った。


「ま、やっぱ、チューしたのねェ……😡⚡✨

 もう許さない❗ 決して許されるべきではないのよ❗ 私に黙ってチューをしたヤツは、天が許しても……、このおユウが決して許さないわ❗」


「いや、違うンだ……

 気がついたらチューしてて……

 マジで、チューする気なんてなかったンだよ……」

 本当なんだ。許してくれよ。


「いいえ、いっさい言い訳なんて聴かないわ❗❗

 このおユウが天に代わって裁いてくれるわ❗❗」

 胸の谷間からスルスルと長い刀を取り出した。

「ど、どこから刀を取り出してンだよ……

 イリュージョンか❗❗」

「問答無用❗❗❗」

 胸の谷間から鎖ガマや長槍などドンドン怪しげな武器を取り出した。

「いやいや…… 聞いてよ。僕の話しも……

 ナンだよ。そのオッパイは……

 どんな仕掛けがあるんだ」


「天に代わって成敗してくれる❗❗」

 おユウは剣を抜き放ち、上段に構えた。


「え、え、えェ……ウソだろォ~ー❗❗❗」

 止めてくれ。


「天誅ゥ~ーー~ーー❗❗❗❗」

 おユウ躊躇たむらう事なく刀を振り下ろした。


「ギャァァ~~ーー~ーー……😣💦💦💦」

 僕は声を限りに悲鳴をあげた。

 思わず首を竦め、固く目をつぶった。




 ※。.:*:・'°☆

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