第11話 女《め》ギツネねェ……

 おユウき出しになった僕の胸板に鼻面を寄せ、舐めまわすように『クンクン』と匂いを嗅いでいた。


「わ、や、やめてェ……😣💦💦💦」

 胸元を柔らかな美少女の唇が這っていくので、モノ凄く


「わ、わ、わァ~…、ちょッ、ちょっと……

 や、や、や、めてェ……

 そこは……😳💦💦💦」

 だが、構わず美少女は、匂いを嗅ぎ回り、可憐な唇が僕の胸の突起物に触れた。


「あ、ダメェ~ーー……❗❗❗

 よ、よ、よ、してェ……😳💦💦💦」

 思わず、全身に電気が走ったような快感が突き抜けた。


 もちろん美少女に、こんなハレンチ極まりない濃厚接触をされるのは始めてだ。

 僕はくすぐったくて仕方がなかった。


「あ、ン…、ダ、ダメだよ……😳💦💦

 そ、そこは、く、くすぐったいッて……」

 ただでさえ僕は小さい頃から他人ひとからくすぐられるのに弱い。


 他人に脇の下や首筋を触られると敏感に反応してしまう。

 もちろん乳首を舐められた事などない。

 僕に取っては拷問にも等しい。


 くすぐったくて、たまらず身悶えした。


「ン…、センセェ…… この匂いは……」

 だが、美少女は僕の下腹部へまたがったまま犬のように嗅ぎまわった。


「わ、わ、わ、して…… お願い」

 何度も僕は激しく全身をよじった。もはやくすぐったいのか、感じているのか定かではない。


「ン…、やっぱ、あのギツネねェ…… センセェ❗❗」

 顔を近づけて、おユウが睨み付けてきた。ピーチみたいに甘い息が僕の頬を撫でていった。

 

「え……、あのギツネッて……❓❓」

 一瞬、誰の事かわからず聞き返した。

『あ、そ、そうか❗❗❗』

 だが、即座に思い当たる女性がいた。

 彼女だ……

 お蝶の事に違いない。


 さっき、お蝶と抱き合った時の残りが僕の身体に付着していたのだろう。


 そいつはヤバい…… 

 そりゃァ、おユウだって怒るのは当然だ。


「あの女と何をしてたのォ~ー……✨😡⚡」

 美少女は柳眉を逆立てた。


「え、いや、あの…… 何をッて、別に……

 何も…… ヘッヘヘ……😅💦💦💦」

 困惑し苦笑いを浮かべた。ジワッと全身から汗が吹き出した。


 

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