第4話 桃尻…😆🎶✨

『決まっているでしょう…… 

 『カラクリ屋敷』の秘密よ❗❗』

 妖艶なまめかしくお蝶が僕の耳元で囁いた。


「な…、『カラクリ屋敷』……❓❓」

 何なんだ。それは…… 

 聴いた事もない『屋敷』だ。


 そんな屋敷が何処どこにあると言うのだ。つい美女を抱いている事も忘れ聞き返した。


『何よォ…… それも忘れたッて言う気……

 腕の良い大工の棟梁たちが、次々と惨殺されているのに』

「え、大工の棟梁たちが……」次々と……

 惨殺ッて。そんなに危ないヤツらなのか。


『ええ……、それもひどい拷問をされて……

 アイツらは棟梁たちを拉致して『カラクリ屋敷』の秘密を聞き出そうとしているのよ……』


「うゥ~ン……」全く意味がわからない。

 源内や棟梁たちを拷問をして何を聞き出そうとしているのだろう。


 『カラクリ屋敷』の秘密ッて、いったい何だ。


「それから、アイツらはセンセェを闇討ちで襲い、拉致しようとしたのよ」


「うむゥ~…、それで、この怪我か」

 頭に巻かれた包帯を撫でた。

 これだけ大きなタンコブならよほどスゴい力で殴ったのだろう。当たりどころが悪ければ死んでいた。


 それほどスゴい秘密が隠されているのか。

 

「あ、ゴメンねぇ……。センセェ……。

 私、悪いけど、このあと、どうしてもはずせない御座敷おざしきが有るの」


「え…… ああ、仕事か❓」 


「ほら、あの…… 井筒屋の旦那よ❗❗」

「ン…、井筒屋……❓❓」

 そう言われても記憶がない。早朝に再放送されている時代劇なら良く出て来そうな屋号だ。


「まさか…… それも忘れたッて言うの」


「うゥ~…ン……」仕方がない。

 僕は源内ではなく平成生まれの写楽なのだ。


「しょうがないセンセェねぇ……」

 彼女は甘えて僕に抱きついた。仔猫みたいに僕の胸でじゃれついた。


 眩暈めまいがするほど濃厚な香水が僕の欲望を駆り立てていく。

「ううゥ~……😳💦💦💦」

 僕も遠慮しがちに彼女の柔らかな桃尻に手を回し撫でてみた。


『うッわァァ~~ーー~✨💕💕💕

 なんて感触なんだ……✨💕💕

 スベスベして柔らかく弾力がある…✨💕 

 まるで夢みたいだ……

 ずっと、彼女を抱きしめて、揉んででて、しゃぶって、最後は……』

 淫靡な妄想していると思わず、顔がニヤついてきた。今にもヨダレが垂れそうだ。


「フフ……、センセェ、何、いやらしい事、考えているのォ……👄✨💕💕」

 彼女が思わせぶりな視線を向けた。


「あ……、いや…、別に……😳💦💦」

 妙に声がうわってかすれた。

 彼女の紅く妖艶なまめかしい唇が僕の欲望に火をつけた。


「ああ……😳💦💦」

 無性にキスがしたい。甘い蜜に群がる羽虫のようにき付けられた。


「う……❗❗」いや、ちょっと待てよ……

 だが、その時、やっと気づいた。


 そうか…… 

 これは、素人をだます大掛かりなドッキリだ。

 思わず、辺りを見回した。時代劇でしか見た事のないスゴい屋敷だ。

 

 起きた瞬間、この時代劇のようなセットで芸者姿の無名の女優に『源内』と呼ばせ、信じるかどうかを楽しんでいるのだろうか。


 モニ💟リングのように何処かで隠し撮りをしているのか。

 背筋がゾッとしてきた。



 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

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