第3話 夢のような美女…😆🎶✨

「うゥ~……」僕も本能には逆らえない。



 唸るようにして手足を縛っていた見えない鎖を引き千切ちぎった。



 こまやかな神経回路が繋がって、自由になった腕で、下から華奢な彼女の身体を抱きしめた。


 ウエストはくびれているが桃尻は、かなりのボリュームだ。


 撫でると柔らかくて弾力がある。



「あン……👄✨💕」お蝶が、かすかに喘ぐような吐息を漏らした。



「ううゥ……😳💦」

 ようやくこれで腕が自由に動くみたいだ。


 みるみる全身に力がみなぎってきた。

 脳内でドーパミンが分泌されたからだろうか。

 脳と身体のパーツが徐々にシンクロしていくみたいだ。指先に美女の滑らかな身体を感じた。


 

 柔らかな感触が僕を包み込んだ。

『ああ、気持ち良いィ……✨💕💕』


 生まれて初めて生の女性の身体を抱いた。

 妄想では味わった事のない感触だ。



「あン…、センセェ……👄✨💕」

 また彼女は喘ぐような吐息を漏らした。なんともツヤっぽい。


 甘くて良い薫りが漂ってきた。

 うっとりするほど甘美かんび蠱惑こわく的な匂いだ。



 桃尻の触り心地もフワフワして最高だ。

 これ以上の贅沢ぜいたくは言えない。

 僕には夢のようなときだ。


 また『ゴックン……』と口内に溜まった生唾を飲み込んだ。



「お、お蝶さん……😳💦」

 彼女を何と言って良いのか、わからないので取り敢えず、『付け』で呼んだ。


「ン、何よ。センセェ❗❗

 ッて、他人行儀ねぇ……✨😠✨✨」

 頬をプーッと膨らませ、大きな瞳で睨んだ。



「え、ああ……🙄💦 ゴメン」

 何て、可愛いんだろう。


 少しねた表情がたまらなくいとしい。



 芸者みたいに濃い化粧の所為せいで歳上のように思ったが、こんな仕種しぐさをすると、かなり幼く見えた。



 顔だけ見ると彼女は清楚な美人にしか見えない。


 だが、派手な化粧をほどこし、妖艶に微笑むと魔性の女性おんなと化した。

 やはり何処かの時代劇の女優なのか。



 こんな美人女優と心行くまで合体ジョイント出来たら、それこそ死んでも構わない。



「ああ……」堪らず声を漏らしてしまった。



「ン…、どうしたの❓ まだ頭が痛むのかしら…… センセェ」

 優しく頭をさすってくれた。



「う……😣💦」

 かすかにさすった箇所がウズいた。

 かなり大きなたんコブが出来ているようだ。


 この時、初めて僕の頭には包帯が巻かれているのだと知った。



「やっぱアイツら、センセェの命を狙ったのね……😓💦」

 お蝶は、美しく整えた眉をひそめ呟いた。



「え…… アイツらッて❓」いったい誰が、僕の命を狙ったのだろう。






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