第5話[終章]
彼らが居る世界は時空(とき)が歪んだ狭間
そこに招かれた人には絶対に気付く事ができない・時が無い世界・
・・・・・・・・・?!
何も知らずハシャぐ者達
集まるべき資格を持ちココに招かれた事も知らず
日々を楽しんでいる・・・がッ!
それぞれに欲望を持ちコノ世界に集められた
道を狂わせたのは・・・誰?!
森の中・ばかげた行為に
主任はおもわず誰とも知らない奴を呼んだ!!
又々時が進み家のリビングにいた
主任は奴が言った事を考えていた
【思い出せ!】の意味を
[ココに来て夢で見たあの惨殺事件の事か?!、だが俺はあの事件を知らない、テレビや新聞・見聞きした覚えも無い、ただの夢では無いのか?!]
主任は他の者達に質問した
「皆に質問なんだが、あの事件って、いつの話だった?」
業者B
「えっ?!あの事件?、主任が俺達を助けてくれた惨殺事件ですか?」
業者Bは業者Aに話をフル
業者Aは・・・?
「どうしたんですか?、俺達2人主任に助けられ、オマケに仕事の世話までだから今・・・(かったるい仕事させられて、マジ迷惑なんだよな!!)・・・・どうかしたんですか?!(いまさらだろ!!)」
業者B
「そうですよ、主任のお陰(セイ)で仕事(嫌々)働けて(自由奪われ)、本当に感謝(迷惑)していますよ、ねえAさん(勝手に他人の人生壊したくせに!!、身勝手なジジイだ)・・・」
業者A
「(マジうぜ~)そうですよ感謝してます」
主任・・・心が筒抜けだ?!!
[俺は事件を覚えていない・・・イヤ・・・忘れたのか?、助けたコノ2人を、誰だコイツラ?、俺はコノ2人を知らない何故だ?、事件はいつ起こった!?]
青年
「たしかあの町の惨殺事件は・・・そうだ!、丁度1年前ですよね不動産屋さん?」
主任
[不動産屋!居るのか?]
青年が顔を向けた方向には
見覚えの有る若い青年が居た
タイムストップ!!
死刑執行の時間だ!!
・・・・・・・・・・ッ!!?
[コノ顔は・・・オ・レ・だ!!、20年前のオレ・・・、コイツラ全員・・・オレが殺した!!、アノ時全てを無くした、・・・だから自分の間違いを消したかった、・・・・もう一度あの場所からやり直したいと願った、殺めた命を助けたいと願い続け、鉄格子の中で毎日同じ夢を見ていた・・・オレの過去だ!!、取り戻せ無い命、業者AもBも・・・青年も・・・皆オレが殺した命だ!!]
[あハハハはハハハッ!、そうか・・・そうだよ!オレだよ!!]
[イヤッ!でも何故20年前の?、しかもコイツら、みんな死にたかったって?!]
[夢の中からアノ瞬間に戻った・・・のか?、みんなを助けた?オレが?!、全部嘘だ!!、こいつらを殺したんだ!!、オレの時間は止まったママだァ~~~!!]
???→不動産屋
【やっと、お目覚めだな】
主任
「お前!?・・・誰だ!!、俺じゃ無いだろ!!」
???
【当たり~俺は死神、お前の命の行き先案内人、お前が犯した罪は、罰を与える意味が有るのか、死にたかった者達が、死に場所としてあの場所を選んで、望みを叶えた、だからお前に罪を償う義務が有るのか、死の螺旋の中に関係者を集めた】
主任
「20年前、オレはココに居る者達を殺した・・・人殺しだ!!、コレがお前が思い出せと言った答えなのか!!、俺は人殺しなんだ!無差別に誰でも良かった、ただ生きるのが虚しく思えた、でも死ぬのが怖くて勝手な思い込みで俺はこいつらを道連れにした・・・・、だが俺は生き延び裁判で死刑となり、今は・・・」
死神
【そうだ!、そしてお前は今病気の為に警察病院で寝たきり状態だ、だがこの者達は死ぬ事で、自分が犯した罪から逃げた、結果この者達の家族も皆救われた、全てお前のお陰だ、それでも、お前は自分の罪から逃げず、それ相応の罰を望むか、お前もこの者達同様、逃げる事ができるのだが・・・」
主任
「逃げる・・・不必要な言葉だ!!、オレは全ての罪の償いを、罰を求める・・・それが今のオレに、唯一与えられた、人としての願いだ!!」
死神・・・・
【・・・・人の願い・・・とは?!、生きる・生まれ変わるではないのか!?】
主任
「違う!!、罪には罰だ、でもどのような罰でも他人の命を奪った償い等できない!!、何をどう考えても命のオモミには値しない・・・だから俺は・・・・人として・・・」
死神
【・・・人として・・・・】
了解した
お前の願い叶えよう
人として罪には罰を
《その言葉と同時に・・・》
空が黒く塗り潰され
辺り一面闇へ
ただひとつ
闇に光る・・・・
一羽の[からす]が
人として・・・願うが故に
・・・・・漆黒の翼が空に舞う
・・・・・・・〆
カラス[現実逃避] 神楽 @wkaku4
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