第23話 わたしはリリナ

わたし、リリナ。父様はサキュバス(色香を司る悪魔)

母様は 人間 確か村娘だったのよって母様は言ってた。


村娘の母様はどれだけ、綺麗だったのだろう。今も綺麗だけど、若い頃は、もっと綺麗だったのかな。


物心つく頃には父様と母様が居て、普通の家庭だと思ってた。


でも、誕生日を迎えた時、父様からとんでもない事を言われて、最初は信じられなかった。


「リリナは、サキュバスのハーフだから これからは魔族として魔界で暮らそうか」


と、母様は?母様は、置いてくの?


「母様?置いてかないよ?つーか離さないし」


父様の腕は母様の腰をしっかりと掴んで居たわけで、


「と、いうことなのよ。ごめんねぇ黙ってて。


リリナが大人になったら魔界へ引っ越ししましょうって事だったのよ」


と、父様の力が強くてべったり状態で母様は説明してくれた。



「それに、リリナは昔から人が次になにを行動するかとか、反射神経がバツグンなのはそのせいなのよー?」



なるぼど。確かに昔からある背は低いが反射神経がズバ抜けてた

そのおかげで、学校ではいじめられずに済んでいた。魔力も普通の人間よりかはズバ抜けてた、それは魔族とのハーフだったからか。



「父様、母様。わたし ここでやりたい事があるの。聖騎士になってみたいの、ダメだったとしても、一度でも外に出てみたいの、いいかしら?」



絶対、父様は反対する。


でもっ


そしたら


「聖騎士?!うーん。リリナが居ないのは寂しいけど、母様と2人っきりというのも捨てがたい、オッケー、行ってきなさい。父様は母様としばらくラブラブしてるから。駄目だったら帰って来てもいいし、しばらく人間界にいてもいいし、好きにしなさい」


父様、キリッとかっこよく言ってるつもりだろうけど、母様の身体触るの止めようよ、こうゆう時こそさ、



「貴方!こーゆー時はわたしの身体触るのやめなさい、触るのをやめなかったら、今後一切、貴方とはラブラブしません!」



「えっ、それは嫌だ」


母様流石です、ちゃんと父様を躾けて。


それから父様と母様と3人で

聖騎士になるためにはどうしたらいいか色々話し合って


来たわけで。



受かりましたよ、サキュバスですけど。


なんか今、とんでもない方に好かれちゃいましたけど



それに、【神風】は 似た者同士でとても、居心地が良いのですよ

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