第81話:仕事と戦闘
ノーダン領の前領主であるノーダンこと【ジーミス・ノーダン】が、ロストとの決闘に負けて死んだ後、領主となったのは【ラハルト・ノーダン】であった。
ラハルトは、ノーダン家宗家ジーミスの遠縁にあたり、爵位も第5位と低かった。
さらに前当主が早くに亡くなり、ラハルトが当主となったのは2年前の22歳の時。
治める土地も、町を1つだけと財力も権力も乏しく、どうしても軽んじられる存在ではあった。
しかし彼が治める町の人々からは、非常に人気が高く信頼も厚い。
それはラハルトの父親時代から引き継がれている力でもある。
ラハルト自身も父親の遺志を継ぎ、ジーミスの圧力に耐えながらも腐ることなく理想を掲げ、なんとか治政をよりよくしようと奮闘していた。
その中でも、彼にとって許しがたいのは奴隷制度の許容であった。
同盟法で所有を許されていることさえも許しがたいと思っていたのに、このノーダン領では、公然の秘密とばかり禁止されているはずの奴隷売買もされていた。
それをどうにかしたい。
しかし、力のないラハルトではどうにもできない。
理想が現実を変えることができずに苦悩していた中、とうとう転機はやってきた。
結果的に国を裏切るという形だったが、この機を逃したら希望を叶えるのは難しいかもしれない。
彼は悩んだ末に、自分なりの正義を選び、希望を勝ちとったのだ。
しかし、その代償はなかなか大変なものとなっていた。
「ご苦労様です、ドナさん」
多くの書類がつまれたテーブルの中央で、ラハルトは疲労困憊した顔を力なくほほえませた。
「お疲れは、領主様の方。どうみても限界。休養が即必要」
「あはは……」
ジーミス・ノーダンの死後、その執務室にほぼ泊まりきりで、ラハルトはジーミスの罪の裏取りやら後始末に追われる毎日である。
よくもうまあ、こんなに適当なことができたものだと呆れながらも、帳簿の数字と領民からの苦情に悪戦苦闘を強いられていた。
「休みたいのも山々ですが、国王様からは追加要請で、速急に経費の削減を命じられていますから。ドナさんも気がついておられるでしょう。この執務室、無駄に豪華な調度品だらけです」
ラハルトは、まだ幼さの残る碧眼で周囲を見わたすそぶりを見せる。
一般的な領民4人家族が1年は食うに困らないほどの値段がつく大きな壺。
有名の職人による金の装飾が施された棚。
きらびやかなシャンデリア。
どれもこれも、執務室に必要とは思えないものばかりだ。
「ここの無駄を処分するだけで、領内に点在する貧しい村がいくつ救われることか」
「ノーダン……ジーミスは、まさに金と権力に溺れた愚か者」
この黒髪のデモニオン族であるドナは、歯に衣を着せぬ物言いをする。
普通ならば、貴族であり、遠縁とは言えノーダンの血筋であるラハルトに向かって、こんな言葉を吐くことは許されないことだ。
だがラハルトにしてみれば、こうまでバッサリと斬ってもらえばむしろ心地いい。
「親類として返す言葉もありません。しかし夢にまで見た改革が、新国王の力により現実となったのです。我が家系の汚名返上のまたとないチャンス。そう考えれば、この苦難も楽しいものですよ。それに今も命がけで戦っている国王様に比べたら、わたくしの疲れなどまだまだ……。それでドナさん。御用は?」
「その国王から、我に指示。ソイソスに襲撃があるかもしれないから警戒要請」
「襲撃!? この街にですか!?」
「というより、領主様狙い」
「わたくしを? いったい誰が……」
新たに告げられた問題に、彼は金髪の頭を抱える。
「一言で言えば、隣国。動きをつかんでいるわけではないけど、アービコック領主、ヤーマストレイ領主が動く可能性大。主催のカシワン領主の好き勝手にさせないために、何かしら策略」
「だから、ドナさんが守りに来てくれたと? こちらにも兵士はいますが……」
「敵は、始末が悪いことにバカではない悪党。足がつく自国の兵士は使わず、冒険者を雇うと予想。そうなれば、一般兵は無力。だから、我が見込んで雇った冒険者たちを引き連れて来訪」
「なるほど。冒険者同士の戦いになるならば、むしろ兵士達は下げさせた方がいいですね」
「賢明。とりあえず、その机から離れてこちらで仕事続行」
そう言うと、ドナは背後にある応接用のテーブルとソファの方を指さした。
テーブルは大理石の天板で、ソファはフェザーを使ったフカフカの高級品だが、決して書き物するのには向いていない。
「そこで書き物するのは、かなり腰を痛くしそうなのですが……」
「そろそろ時間的に、夕闇の刻。今の席の背後にある大きな窓の外から、あなたに弓が射られれば痛いではなく死亡」
「そ、それもそうですね……」
彼の椅子の背後には、それなりに大きいガラスの窓が付けられている。
緑地に細かい金刺繍のはいったカーテンで中の様子を隠してはいるが、外が暗くなればテーブルの上で煌々と光るランタンで、カーテンの向こう側にラハルトの影がしっかりと見えてしまうことだろう。
「そう考えるとジーミス殿は、恨まれているわりによくも堂々とこの席に座っていましたね」
「彼はあなたとは違い、武人であり冒険者。この部屋にも、魔力感知による結界の仕掛けが設置」
「あはは……」
思わず苦笑を漏らしながら、ラハルトは席を立ってソファに向かう。
「なるほど。確かに心得が違いますね」
「テーブルは、あとで移動。とりあえず今は、こちらで我慢」
「わかりました」
そういいながら、ラハルトはソファに腰をおろした。
あまりに気持ちいい座り心地で、そのまま寝てしまいそうになる。
だが、それを振りきって、目の前に立っているドナにも正面に座るように勧めた。
「しかし、わたくしを狙ってくるとは……。敵の作戦は、ドミネート主要人物がダンジョンにもぐっている間に、ノーダン領の上層部を暗殺して混乱を招き、どさくさにまぎれて主導権を奪う……といったところでしょうか」
「たぶん、正解。敵は国王も領主も抹殺した後、指導者がいない領土を臨時に管理するという名目でのっとる作戦。……紅茶、ご所望?」
ドナはそのまま座らず、壁際にある棚に向かった。
そして棚の上に飾ってあった、真鍮のアルコールストーブと、紅茶の葉が入った缶を手にする。
「ありがとう。頼みます」
「了承」
彼女はやはり棚にあったガラスの水差しから、鉄のポットに水を移し替える。
そしてアルコールストーブにマッチで火を付けてポットを載せた。
さらには棚からカップ等を取り出し、手際よくテーブルに準備し、湯が沸くまで待つためか自分もソファに腰かけた。
(……おや?)
その立ち居振る舞いに、ラハルトは少し驚いた。
腰をおろすまでの仕草は優雅で、座っても背筋が伸びており、品位さえも感じさせる。
とても一介の冒険者とは思えない堂に入った雰囲気があった。
身なりを整えれば、貴族の出だと言われても信じてしまいそうになるだろう。
そのことに関して興味が出るが、ラハルトは口にださない。
冒険者の過去に触れるのは、気軽にしていいことではないのだ。
「なにか疑問?」
「いえいえ。その……そのあれです、敵の策略を予想したのも国王様ですか?」
思わず凝視してしまっていたラハルトは、慌てて話題を変えた。
「肯定。必ず実行されるとは限らないが警戒は必要と、少し前に我へ命令」
「なるほど。手際のいいことで――って、少し前とは? 今朝早くから、国王様はダンジョンで戦闘中のはず。そのようなことまで、気を回す余裕があるとは……」
「あるらしいと推測」
「なんと。初めてお目にかかったときも感じましたが、やはりただならぬお方ですね。自分が危険なダンジョンにいるというのに、外のことにまで気を回し、休憩中に細かい指示を考えて連絡してくるなど、どれだけ心に余裕があるのやら」
「否定。戦闘中」
「……え?」
ラハルトは、本当にドナの言った言葉の意味がわからず首を傾げて尋ねてしまう。
何を否定されたのかわからない。
「それはどういう……」
「国王は、まさに戦闘中の
「…………」
真顔で答えるドナに、ラハルトはしばらく言葉を失う。
そしてやはり自分に常識がないのかと、頭を抱えながら確認する。
「わたくしは冒険者ではないため、ダンジョンどころか戦闘もまともにできませんが……そういうことができるものなのでしょうか?」
「少なくとも我は困難。ぶっちゃけ、国王……ロスト様は本当に面白い変人」
ずっとクールな態度で話していたドナが、プッと吹きだすように横を向いて笑った。
それが冗談を言って笑ったわけではなく、本当のことがあまりにもバカらしいから笑ったのだとラハルトにもわかる。
「面白い……ですか。しかし、その面白い国王様は生き残れるのでしょうかね。此度の戦いは、どう考えても勝てるような内容ではないはず」
「普通なら無理。でも、我はあの方が勝利すると確信」
「…………」
茶色い瞳に不敵な色を滲ませ、真っ赤な唇を強く結ぶドナの表情に、ラハルトは否定する言葉を失う。
もちろん、ラハルトとて勝利して欲しいと思っているし、今彼に死なれてはせっかくの改革が水泡に帰す。
「そうですね。勝利を信じましょう。それにわたくしも殺されるわけにはいきません。ドミネートは、まだまだ人手不足ですからね。戦力的にも治政的にも。上層部に何かあれば、簡単に瓦解するでしょう」
「その問題は、国王が解決。人材なら、国王様が手配中。つい先ほども、優秀な人材を手にいれたと連絡」
「い、今さっき!? だから、あの方はダンジョンの中ですよね!?」
「肯定」
「人材なんていないでしょう! 中にいるのは、魔物と敵対パーティーだけで……」
「その敵対パーティーを仲間にしたと連絡」
「……はい? 敵対パーティーの1つを仲間にしたということですか?」
「否定。3国が雇った3つの敵対パーティーをすべて仲間にした」
「すべて!? そっ、そんな馬鹿な! いったいどうやって……」
驚愕のあまり、ラハルトは勢いよく立ちあがってしまう。
そして疲れと興奮が重なり、眩暈がしてまた腰を落とす。
「ラハルト様!?」
慌てて駆けよろうとしたドナに、手ぶりで大丈夫だと伝えると、頭を抑えながら深呼吸をかるくした。
「国王様は、どんな神がかりなスキルを使ってそのようなことを成し遂げたのですか……」
「それは不明。でも、彼は神がかりなスキルなど不所持。ハズレスキルしかもっていない変人」
「あはは……。しかし、それが本当ならばとんでもないことですよ。今回のVSDEは、領土戦争という重要な戦い。参加したパーティーメンバーは、サウザリフ自由同盟でも最高峰の優秀な冒険者たちで構成されていたことでしょう。国王様は、それを手にいれてしまったというのですか?」
「肯定。有象無象の冒険者をむやみに増やしても国は混乱。信頼でき、さらに戦闘の実力と、ある程度の指導力のある者たちが必要。しかし、それは困難」
ラハルトは黙ってうなずく。
「そこで国王は、生死をかけたダンジョンの中だからこそ見える人間性、その戦闘力を確認。そしてきっと、彼らを信頼できると判断。これにより戦力の増強が可能」
確かにドナの言うとおりである。
冒険者はごまんといる。
特に「転生冒険者」と巷で言われている強い者たちは、なぜか最近になってクエストが激減したために、冒険者としての仕事からあぶれ、軍に入るものや、職人を目指す者、さらには盗賊のような真似をする者たちまで出始めている。
だから、供給過多の冒険者を雇い入れるだけなら簡単である。
しかし、大量に雇ったとしても、それをまとめる者がいなければ機能しない。
今、重要なのは「戦うスキル」だけではなく、「リーダースキル」をもつ者なのだろう。
さらに言えば、ロストに従う意思のあるリーダーではなくてはならない。
「ダンジョンの戦いで国王は力を示して、その者たちを部下として迎え入れたということですか。しかも、その優秀な者たちをサウザリフ自由同盟から奪うということは、敵の戦力を減らすことにも繋がりますね」
「国王は仰った。『急成長したがために、我々には時間がない。いろいろと同時にこなす必要がある』と」
「では、まさか国王は、最初から今回のVSDEを領土問題の決着と同時に、人材確保にも利用するつもりだったと……」
「どこからどこまで計算かは不明。でも、あの人なら一石二鳥ぐらい考える」
「一石二鳥……。あっ、待ってください。敵対パーティをすべて仲間にしたというなら、VSDEは勝利したも同然ということではないですか!? 一石二鳥どころか三鳥ではないですか!」
「残念ながら、勝利は時期尚早。カシワン領主は魔王と契約して、中の冒険者をすべて始末することを謀略」
「じ、自国の冒険者たちまでもですか!? しかも、魔王って、対魔協定違反では……」
「詳しくは知らないが、カシワン領主はそれだけ支払っても得られる何かがある模様」
「……それは怖いですね。ともかく国王様が帰還してくだされば、戦力的な人材はかなり補充されることでしょう」
「事務的な問題も対策済み」
「え? もしかして、事務要員を用意してくれたんですか?」
「肯定。とりあえず、6人面接して1人採用」
「面接? ドナさんがなさったので?」
「違う。国王自ら」
「……まさかと思いますが……面接、いつなさったので?」
「今日。1名決まったのは、ついさっき」
「だから、国王はダンジョンにいるんですよね!? 命がけで戦っている最中なんですよね!? なんでダンジョンの中から遠隔面接しているんです!?」
「急いであなたに補佐をつけたかったから並列処理した模様」
「確かにありがたいですけどね! ……と、失礼。疲れて精神的に不安定なせいか、ちょっと冷静さを欠きました」
「無問題。突っこみたい気持ち十分理解。ちなみに1階のホールで、実はすでに待機中。ここに呼ぶのを許可?」
「も、もちろん。待たせていたんですね。ならば、呼んでください」
「了承。……連絡完了」
そう言うと、彼女は立ちあがって湯が沸いたポットに向かい、紅茶を淹れ始める。
一方でラハルトは、期待に胸を躍らせた。
自分の部下には、残念ながら財務を任せられる者はいない。
そのために自分1人で、全てを回している状態である。
使える人材は、喉から手が出るほど欲しい。
しばらくすると、廊下から足音がわずかに聞こえてドアの前で止まった。
そして、一呼吸置いてからノック音。
「入れ」
「失礼します」
聞こえてきたのは、少し低音の渋い落ちついた雰囲気の声だった。
いったいどんな人物が入ってくるのだろうと思いながら、ラハルトは開く扉の方を見つめていた。
「初めまして、領主様」
挨拶をする事務職希望者の男性を見て、ラハルトは度肝を抜かれる。
まず、その顔は整っている。
但し、線が細い美形という感じではなく、爽やかなイメージながらも角張った顔つきだ。
キリリとした目は力強く、高い鼻と意志が強そうな口許が印象的だ。
年齢はラハルトより上だろう。30前後に見える。
だが、何よりも驚くべきは、その
普通の男性よりも一回り大きい体は、ひきしまった筋肉に覆われていた。
身にまとった執事用の黒と白の服が、張力の限界まで張りつめているように見える。
下手すれば、服の上からでも浮いている血管が見えそうだ。
あんな腕で殴られたら、自分などひとたまりもないだろうとラハルトは想像してしまう。
「じ、事務職ではなく……戦闘職のまちがいとかでは?」
思わず尋ねるが、目の前の筋肉男はかるくほほえみながら首を横にふる。
「いえいえ。事務職でございます。わたくし、【ガッテル・シア】と申します。前世では、OL……オフィス・レディとして事務職に就いておりました。得意分野は経理ですが、法務関係も少々、携わっておりました。この世界……今世は、マッチョな執事をさせていただいております」
「レディ……え? マッチョ? 執事? えっ?」
ラハルトは、多すぎる情報量に混乱する。
そもそも疲れていて、思考も回らなくなっていた。
思わず助けを求めるように、ドナの方を見つめる。
「心配無用。先住人か転生者かも、また種族も見た目も性別も関係なしに人材を集め、その中でもガッテル殿は国王が認めた経理処理において才ある方」
「そ、そうですか。……えっと、ガッテルさん。かなり大変ですが大丈夫ですか?」
「お任せください」
ガッテルは深々と頭をさげる。
その所作は、なかなか堂に入っている。
「ロストさん……国王には、この身の自由と共同住宅の補償、そして十分な月給の約束をしていただきました。それは昨今、大手ユニオン上位者以外の冒険者にとっては、得ることが難しいものでございます。その報酬に見合う以上の仕事をさせていただきます」
「そうですか。それでは明日から、ぜひお願いします」
「いえ。今日からでもかまいません」
「そうですか。それでは――」
そうラハルトが言うに合わせて、ドナがテーブルに紅茶を差しだす。
さらにガッテルの分も、その近くに用意した。
「まずは、一杯。領主様、まだ休憩が必要」
「……そう、ですね」
ドナの心遣いに、ラハルトは素直に従った。
せっかく、人員も増えるというのに、ここで自分が倒れては本末転倒である。
「せっかくの紅茶だから、いただきましょうか。ガッテルさんもおかけになってください」
そう勧めながら、ラハルトは紅茶を口に運んだ。
ふうふうと冷ましながらも、その香りを楽しむ。
そして少し唇から流しこんだ。
「……おいしい」
その味は、いつも飲んでいる茶葉と同じなのに、自分でいれるよりおいしく感じる。
つまり、それは彼女の茶の入れ方が上手いと言うことだ。
「香りが良く立っていて……」
「おそれいります」
「…………」
その時だけ、なぜかいつもの口調と違っていた。
紅茶の淹れ方にこだわるなど、一般庶民ではありえない。
転生者の中にはこだわりをもつ者もいるが、ドナは転生者ではなく先住人だ。
いったい、どこで学んだのかと不思議になる。
「いやはや……国王様の周りには、本当に変わった方々が多いようですね」
「それは国王ロスト様が変わっているからと推測」
「ですかね」
「大丈夫。変わっていても、落胆は不要。なぜなら、ロスト様はハズレ好きなのにアタリを引く名人。だから、ガッテルさんも、そして我自身もアタリであると確信」
「それは面白い信頼ですね。でも、わたくしもその信頼に、改めて乗らさせていただきましょう」
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