第9話 荒ぶるはせ智
鍵をかけて会社を出たら、鍵を持たずに出た上司に皮肉を言われた。
こっちが忘れたらヒヤリハット書かせるくせに、なんで鍵かけた私がダメな事したみたいに言われないといけないのか。
くやしさや、虚しさで心がいっぱいです。
皆さんは、夜の波止場に行った事がありますか?私は冬の夜に、ひとり波止場の端っこに座って、数時間過ごしたことがあります。
風は強く、海は黒く、コンクリートは冷たく、空も空気も闇でした。外灯の光だけが唯一の明かりで、水面が輝きを受けて、でもただそれだけなんです。
その時に感じた虚しさは、青春のやるせなさを何かにぶつけたくて波止場に出たら、ただ自然の前ではちっぽけな自分の存在であった事を知ったというものでした。
全然っ!!!!違うっっっ!!!!
マンションの窓からは叫べないので、ここで叫んどきます。
はいここ、テストに出まーす。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます