第13回 夫君殺しの女狐は今度こそ平穏無事に添い遂げたい ~再婚処女と取り憑かれ青年のあやかし婚姻譚~ 綾束 乙 様 後編


続きです!





●7


・梔子の花が出てきますが、何故梔子なのか考えてみました(文献より、物語に出てくるものは全てに意味がなければならない)。

 一番最初に思い付くのは花言葉ですが、高田は花に明るくないので日本と花言葉が同じかはわかりません。一応この世界も同じだとすれば「胸に秘めた愛」などがあるので、狐空っぽいですね。

 もしくは日本だけですが「口なし」と言う謂れもあるみたいなので、これまで喋った事のない彼の象徴的な花と言えなくもないです。


●8


・前半の香淑の過去の説明部分ですが、既に読者に対し知らせている情報を反芻していたりするので、その部分は物語上の贅肉となります。話が進まないので省略した方が無難です。

 この辺りはまだまだ序盤なので、スピード感を落とすのは得策ではないと考えます。ご飯を食べたらすぐに梔子を探しに行くか、至極短く新情報を挟むくらいが良い気がします。


●9


 ここで再び榮晋の視点に映ってしまいます。

 あの後はすぐに晴喜を出して香淑の登場シーンを伸ばし、さらに出来ればここで晴喜が初登場、くらいで良いと思います。新キャラの登場シーンが全て榮晋視点と言う事も、主役が誰か分からなくなる現象を助長しています。



>「知ってるか、旦那。(三行中略)こりゃあ興味深いと思わねぇか?」


 ここは道玄の台詞ですが、読者が既に知っている情報なのでいらない台詞かと思われます。仮に書くとしても、全てを晒すのは少々くどく映る可能性があります。



●10


>残念ながら、オレは自分の命と引き換えに妖怪を封じてやるほど、お人好しじゃないんでな」


 と、道玄は言っていますが単純に今は倒せないだけで、実際刺し違えられるのならやってくれそうな気概を感じる男です。たった二話でそれくらい性格が伝わってきます。



・一応前回もここも、狐空や後に媚茗を倒す為の伏線が張られていますが、先に香淑のキャラの掘り下げや目的を設定してあげる事が先です。主人公を掘り下げる前に話が進んで行ってしまうので、順番を変えてあげるだけで大分物語の印象は変わります。


●12


>「あなたのことを、抱きしめてもいいかしら?」

>「もちろんだよっ!」


 晴喜を抱きしめるシーンですが、この時狐空はどんな気持ちで居たんだろうと思うとちょっと微笑ましいです。もしくは寝てたのかな。



●14


>なるほど。秘ひして大切に慈いつくしんでらっしゃる花というわけでございますか」


 香淑を隠して娶った事に対しての呉良の台詞ですが、中々粋な返しをする商人ですね。商い道中が暇で、自然を見ながら詩でも嗜んでいるのかなぁとか想像しました。



●16


 一応ここで唇を奪われると言う意外な展開はありますが、物語の四分の一を過ぎてもゴールが示されていないのは得策ではありません。読者が退屈して去ってしまう危険性があります。

 物語全体の四分の一(25%)までにイベントが起きて、それがクライマックスまで止まらずに転がって行くような話の展開が理想的です。

 仮に三幕構成だとしても三分の一辺りで物語が転がり出す訳でもないので、読んでいてメリハリがありません(ちなみに長編小説の場合は序破急よりも四章構成の方が良いとされます)。

 十四万字を超えるお話なので、読者を飽きさせないようにする為にも物語の山を意識してプロットを練るとよいかもしれません(物語の山は起承転結の起承が切り替わる所、物語中盤、転が起こるイベント、結が終わる直前のクライマックス、にあると良いとされます)。


●17~21


 濡れ場(?)が続きエロくて非常に良いのですが、肝心の物語が全く進んでいません。キスマークも物語を慌ただしくさせる美味しいイベントなのにも関わらず、主人公は受け流しまいます。

 現実では大人の対応なのですが、物語的には非常に勿体ないです。このシーンの目的が「榮晋に葛藤させるため」だとすれば、目的ミスに感じます。主人公は香淑なので、ここのシーンの目的は「香淑に葛藤させるため」にあるべきでした。

 このようなチャンスを逃してしまう事が作品の盛り上がりが少ない原因の一つかと考えます。



●21


 既に書きましたが、ここでもシークエルの焦点が榮晋に当てられてしまいます。この見せ方ですと、序盤三分の一までは彼の物語になってしまいます。もうちょっと主人公を引き立ててあげた方が無難に思いました。

 誤解のない様に明記しますが、彼の心理描写は素晴らしいものです。それ故余計に、読者へ見せる順番が惜しいのです。必殺技を当たらないタイミングで出してしまっている感じです(わかりにくい)。


●22


>「まさか、こちらにおられるとは……。榮晋様も媚茗様も、寝室を使われた様子がなかったので、いったいどちらにいらっしゃるのかと……」


 呂萩の珍しい失言(と言うか作中唯一)。それくらい焦っていた事がわかります。


●23、24


・ここで大當が出てきますが、このイベントも香淑にとっては嫌な思いをするだけで、どちらかと言うと榮晋の障害です(どう帰ってもらうかと言う困難)。

 それにしてもこの叔父上、絵にかいたようなクズですね……。


・後半の大當の心理描写や憶測は物語の主軸に関係ないので、ほとんどが必要がないと考えます。読者的にも彼の葛藤はどうでもいい可能性が高いです。

 前半までで「欲と嫉妬にまみれた汚い男、復讐しそうなゴミ(酷い言われ様)」と言う印象を与えることに成功しているので、彼が苛ついている描写を極短く書いた後「あの女、邪魔だな」と一言言えば伏線に繋がりますし、贅肉がかなり減って作品がスマートになります。

 シンプルな方がインパクトに不安を残す事が出来るので、効果的です。



●25


 くどいようですが、酷いめに遭ったシーンにも関わらず、再びシークエルは榮晋がメインです。今の所ずっと主人公の葛藤がほったらかしなので、終盤のカタルシスが薄くなる原因となってしまいます。



●27、28、29、30、31


 晴喜の話、榮晋の姉や媚茗との話、媚茗の香淑を消そうとする話、とりあえずそれは説得してそのまま交わる話……と続いて行きます。

 ちょっとキツい言い方かもしれませんが……この辺りも、この作品のテンポが悪くなる原因が孕まれています。


 物語の中盤と言えば主人公が目的に向かって邁進している段階が普通です。

 ですが、見る限りかなり迷走している印象を受けます。既に始まってから大分過ぎたのに目的がはっきりしていないので「結局、この物語は何がしたいんだ?」と言う気持ちが募って行くばかりです。

 特にこの五回は一つにまとめられるくらい蛇足が多いと感じます。

 晴喜の時も姉の話も詳細に語りすぎで物語が全く進みません。媚茗と契約する所や、結局消さないのに香淑を消そうとするくだりなどは伏線もあまりないのでほぼカットして問題ないと考えます。


 とにかくもっと主人公に焦点を当ててあげるべきと思います。

 晴喜の話を短くまとめた後はほんの少し姉の話をして速やかに情報提供を終わらせ、媚茗が押し倒す、そしてそれを香淑が聞いてしまう、とシンプルに進めた方が誰の物語なのか、何を見せたいのかが明確になります。

 またまたCMの例を取れば、見ていた番組の最中に何十分もCMが続いてしまう感じがします。


 次の32ででようやく香淑に焦点が当てられ、かなり久しぶりの主人公のシークエルが描かれます。心理描写の上手さは榮晋の時と変わらず凄いので、ここは非常に良い場面だと思いました。



●35


 物語中盤を少し超えたあたりでちょっと盛り上がりを見せます。暴漢がやってきて、香淑はどうなっちゃうの……!?という場面ですね。

 個人的にここから、そして本格的には40話辺りから物語が転がり始めるので面白くなってきます。

 そしてここで改めて言おう、勿体ないと!

 この展開を前半の25%くらいでやっておきつつ、この事件を発端に物語を転がしつつ、二人のこじらせを展開する方がハラハラ度も増して面白い!と思ったりします。

 外面上は婚姻とお家と妖怪で揉めるごたごた、その中で内面は二人のラブストーリーのごたごた、と言うのが波乱万丈で見ていて楽しい気がします。

 ちなみにこの作品では二人のラブストーリーに起こるハプニングはなんとここだけです。少ない!勿体ない!



●36


>「薄汚れた手で、香淑にふれるんじゃねえ」


 狐空の初登場です。ここでちょっと気になる事が二つ。


1、前に危なかった時(一人だけ生き残った時)何故すぐに姿を現さなかったのか

2、中盤過ぎなので、どうしてもいきなり出てきた感が否めない。


 1に関して。

 納得のできる裏設定があるかもしれませんが、作品で明確にされていないので軽くご都合的に映ってしまう所です。


 2に関して。

 彼の存在は伏線があった(梔子の花)のでいつか現れるんだろうなとは思っていましたが、これ以降喋るキャラとしてたくさん登場するので、もう少し姿形の存在感を仄めかせる描写が欲しいと思います。もしくはもっと早くに登場させる。

 例えば「鏡に狐の妖怪がたまに映る」等のエピソードがあるだけでぐっと違和感が減ります。


 余談ですがその設定を入れると「狐憑き」と言う自覚が芽生え、より香淑の心の闇が深くなるので葛藤も作りやすくなるように思います。妖怪ものですし、憑かれている事を知らないより、自覚している事のメリットの方が物語的に大きいと考えます。



●37


>「榮晋のばかぁ―――っ!」うわぁんっ! と、部屋中に響き渡る泣き声が、小さな身体から轟とどろいた。


 晴喜はこういう所でちょくちょく活躍してくれますね。香淑の心の支えにもなっています。

 ですが、極限までキャラを省こうとした時に彼を消す事も出来るので(居なくても物語が進む)、もう一声「物語に絶対に必要」と言う役割を与えてあげると彼の存在の意味が増すと思いました(晴喜がいないと媚茗を倒せないとか)。



●38


>「その前に、一つ聞かせていただきたい。香淑から精気を吸っているわけでもなければ、何らかの盟約を交わしているわけでもないのでしょう? 香淑は今まで、狐空殿の存在すら知らなかったという。それなのに、なぜ、いつまでも香淑に取り憑いているのです? 人間の身体に囚われていては、不便なことばかりでは? さっさと捨てればいいものを」


 ここは説明的すぎて不自然ですね。読者が了解している事も含まれているので、「その前に聞かせていただきたい……なぜ、いつまでも憑りついているのです」

 で、十分伝わるかと思います。人物の台詞はどうしても喋らなくてはいけない言葉のみを発する方が美しいとされます(文献より)。



●40、41


 このあと物語が動き出すまでに少し勿体ぶりますが、


狐空「嘉家に取り憑いていた妖怪は、俺が喰らってやった」(つよい)

榮晋「あらためてお願いいたします。狐空殿。あなたほどのお力があれば、媚茗の呪いを打ち破り、わたしを殺あやめることができるはず](呪いを打ち破れるなら本人倒せるのでは……?)

道玄「あの狐空がついているからには、媚茗とて、そうそう手出しはできねえだろうが」(やっぱつよい)


 と、色々あるので、本当の実力は知らないにせよ、香淑や誰かしらが「協力して倒しませんか」と発言ないし、気付きそうな物です。育ちのいい秀才や道士が揃っている訳ですし。

 そうなった場合現時点では香淑は離縁されるかもしれませんが、彼女は献身的ですから、自らでも提案されても榮晋の悩みを解決する為に実行するはず。

 少なくとも私は、あぁこれは一緒に倒す流れにな…………らないだと?と言う読み方になってしまいました(後にそうなりますが、ここで気づかないのは予定調和的に映ると言う話)。



●42


・ここはちょっと前と同じ指摘です。

 狐空と言う、主人公にとって最大の謎、ずっと助けてくれていたソウルブラザー(物理)が出て来た超重要なシーンが終わった所で何故かまた榮晋視点!

 ここまで来るとむしろ意図して彼女のシークエルを書かないようにしているとしか思えない徹底ぶりです。作品的にそれが良い効果を生み出せばよいのですが、読み通した結果そうなっている気がしないのでやはり場面の選択ミスに感じます。

 43、44を先に見せる方が自然な流れだと考えます。



>欲深い大當ならば、太玉を榮晋に娶らせるために、香淑を亡き者にしようと企むかもしれない。

>「媚茗にいいように操られたか……?」

>いや、今は大當などどうでもよい。それより。まだ、直接の手出しはしていないとはいえ、媚茗が香淑を殺そうと画策しているとは。


 ここはご都合的に映りました。

 大當の「邪魔だな」の伏線は媚茗が居ようといなかろうと、明かに自らの意志で復讐を仕掛けてくる事を暗喩しています。勝手にやってくれるにも拘らず、そこにあえて媚茗を絡ませる不自然な流れが生まれています。「媚茗の意図を知らせよう」と言う作者の考えが漏れ出ているように感じました。

 もしそう言う風に持って生きたいのであれば、大當をめちゃくちゃいい奴にするか、大當とは関係ない事で殺そうとする方が無難です。

 そして仮にそそのかされたと言えこんな事を仕掛けた大當ですが、このあと何のアクションも起こさず、お咎めすらない事も「刺客を送る為だけの装置」に見えてしまいご都合的です。彼が痛い目に遭った方が読者的にカタルシスもあります。



●46


>「なぜ、あなたはそれほどわたしを惑わせるのです?」


 女狐だからです(直球)。

 どうせ騙そうとしていると言う疑惑から解放される事で、今まで感じていた「温かさ」が本物だと気づき、罪悪感も後押しし、一気にフォーリンラブしてしまうとても説得力のある恋の仕方です。これだけ長い事焦らしてきた集大成って感じですね。面白い。



●47


 この辺りは起承転結の「転」なのでそろそろクライマックスまで転がり込むように終わるくらいのイベント、もしくはインパクトがあるとベストです。

 一応その一連の出来事は「媚茗を倒す」事に当たると思いますが、半ば予想も出来ていたので些か弱いかなと言う印象です。

 もっと読者が「うおおおお!?」とエキサイティングするような大事件が起こせるとマーベラスです(ルー大柴風)。


●49


・契約が切れているのでは、と言うのは上手いな!と思いました。このまま順調に進んで行ってしまうと何の面白みもなかったので。



●52


 ここで狐空の過去の説明が入りますが、ちょっと長いです。もう物語が終盤に向かって転がり出しているので、心理描写は基本的に入れない方がいいです(文献より)。

 、と言う事になります。

 前述しましたが、「転」のイベントの後はクライマックスまでシークエルなしで転がり続けないと物語全体のテンポが悪くなります。


 そんな訳で、ここからは違うこじ付けを考えてちゃちゃっと二人がエッチをして一気にラスボスまで持っていく事が最善策と思います(言い方)。

 香淑の身の上話は読者も知っていますし、詳細は物語に必要なく、そもそも26で榮晋が死んだ三人の夫の事を詳細に知っている事が判明していますし、明かにここでする話ではないのです。もしくは極短く終わることが得策です。

 ここも場面の選択ミスになります。


 53~55までは感情移入の目的も考慮するとやるとしたら序盤~中盤くらいです。これがクライマックス付近に入ってしまうので、かなりスピード感は失われてしまいます。勿体ないポイント。



●56


>「このまま、あなたを本当の「妻」にしてもよいですか?」


待っ、せめてシャワー浴びさせて!歯磨きだけでもさせて!(うるさい)



●58


 王道冒険ものでは定石の、決戦前夜の宴的な仲間たちとの会話です。伏線回収があるのでちゃんと意味のある場面になっています。

 勿体ない所があるとすれば、緊張感が足りない所でしょうか。この感じだと「まぁ、勝てるだろう」と言う感じがするので、媚茗に切り札がある等で読者の不安を煽り「これほんとに勝てるのか!?」と言うスリルが欲しいと思います。

 ちょっと前に言った不自然感を埋める為にも、狐空は榮晋の呪いを解いて殺す事は出来ても媚茗本体は圧倒的に強くて無理、みたいな情報があるとまた違ったスパイスがあったかもしれません。



●59、60


>「ふふっ、なんて素敵な贈り物かしら。愛しい人からのせっかくの贈り物だもの。……せいぜい、いい声で鳴いてちょうだいね」


 何百年も生きている媚茗が浅はかな訳はないので、手の平返しの態度はちょっと怪しいと思うのが自然だと思うんですよね。それを馬鹿正直に贈り物と言う辺り、榮晋を本当に「信頼」していたのかなぁとも考えます。

 「妖怪なりの愛」がそこに存在していたらと思うと……。この作品の終わり方がハッピーエンドかどうか、判断に迷います。

 とか考えていると、媚茗が好きになってきません?(誰に対して言ってる)


 他にも、

>「お前ねっ!? お前が私の榮晋を惑わしたのねっ!?」

>「榮晋は私だけのものよ! 惑わす輩やからは、すべて殺し尽くしてやるっ!」

>「どうして……っ!? あれほど、私と愛しあっていたでしょう……っ!?」


 ほら……彼女は全く榮晋を疑わないんですよ(多分)。普通は謀ったな!とか言いそうなのに、彼が裏切る訳ないと「信じている」(つまり裏切られたと信じたくない)。

 媚茗(妖怪)なりの愛情がそこに存在する様な気がしてなりませんでした。


 余談ですがここで榮晋がなんだかんだ長年一緒に居た媚茗にほんのちょっとだけ愛着みたいな物があって、殺す時に刹那の躊躇いとかがあると感慨深さが増した気がします(高田が媚茗好きなだけ!)。



●62


 エピローグに当たる部分ですね。

 ここなのですが、最初の感想が「いや狐空出てくんのかーい!」でした。

 せっかくのお別れの余韻が台無しになりますので……再会させたい気持ちは痛い程わかるのですが、情緒的にも彼は出さなくて良いかと思います。

 その代わり小道具を使って、お祝いに「梔子の花を送る」などで存在と行為だけを示し、物語としての「苦み」を残す方がより大人の物語になると思いました。





以上です!


―――――――――――――――――――――



3、作品の強み(弱み)や個性だと思う所(主観多め)、及び雑談。


・媚茗がエロい(直球)。


・晴喜が可愛い。イタズラしたい(逮捕)。


・心理描写が上手いです。さすが女性作家!と言う巧みさでした。ですが描写を書きすぎてしまう所や、書く場所を間違える時がちょくちょく見られたので、そのシーンを見せる意味と順序を意識すれば一瞬で成り上がれると思います。


・結構色々な物を読んでいるつもりなのですが、この高田、お恥ずかしい話この中華風ファンタジー×恋愛ものと言う王道ジャンルはあまり読んだ事がありませんでした(誤解のない様に申し上げておくと、参考文献の対象はジャンルに関係ない)。

 特に苦手とかではなく単純に触れる機会がなかっただけなのですが、やっぱり面白いですね。当たり前だけど妖怪とも相性が良い。

 普段読み慣れていないお話を面白い、と思わせてくれたのは本当に感謝です。


―――――――――――――――――――――


 以上です!


 最後に再び申し上げますが、気に食わない所があったら「高田はわかってないな……」くらいに思って頂けると助かります。もしくはコメントにてご指摘下さい。



 綾束 乙様、素敵な作品をありがとうございました!





 次の第十四回は、オジョ様の「おしゃま少女ヒゲグリモー」を拝見させて頂きます。

 

 

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